人気うなぎ登りのキャンプでのご飯はバリエーションが豊かになってきていますが、朝ごはんどうしていますか? キャンプの朝食はどうしようか迷っている人に今回の記事はおすすめです。朝は簡単に済ませたいけれど、できればおいしい料理が食べたいですよね。そこで今回は、キャンプ朝食におすすめの簡単レシピと必要な道具についてご紹介します。ぜひおいしい朝食で、さわやかな1日をスタートさせてみてください!
キャンプ場の朝は空気も澄んでいて、とても清々しいですよね? 川のせせらぎを聴いて、鮮やかな緑に囲まれた中で食べる朝食はまた格別です。キャンプで朝食を作るときはいくつかポイントを押さえておくと、調理も簡単に済みます。
キャンプで朝食を作るときは、なるべくレシピが簡単なものを選ぶのが大切。特に1泊2日のスケジュールは時間もタイトになるので、作りやすいレシピを選ぶと1日をムダなく使えます。レシピが簡単だと、自然散策などアクティビティをたくさん楽しめるだけでなく、帰りの移動もスムーズになります。余裕を持ってテントの片付けができるので、混雑しない時間帯に出発することができます。
朝食は火を使わずに短時間で作れるものがおすすめ。キャンプで朝食を作るときは、火をおこすのではなくガスコンロなどを使うと楽ちんです。炭火は慣れていないと火起こしにも時間がかかります。朝食後に観光するなら服に付いたニオイも気になるものです。自然消化が基本の炭火は、片付けにも手間がかかるので、朝は手軽に調理できる道具を使うといいでしょう。
パパッと朝食を作ってお出かけしたい朝は、なるべく少ない材料で作れるメニューを選ぶのがポイント。使う材料が少ないとキャンプに持って行く荷物も減らすことができます。材料を少なくしたいときは、ハムやフルーツ缶など味の付いた食材が便利です。パンに塗るだけのチューブ式の調味料などもキャンプに向いています。
夕飯が早かったなどの理由から、翌朝はお腹が空くことも珍しくないもの。そんなときは、おにぎりやお餅などちょっとボリュームのあるメニューがおすすめです。またキャンプ最終日は車の渋滞を避けるなど、早めにキャンプ場を出発することも多いので、満腹感を感じるメニューで腹持ちをよくさせておくのも一つのポイントです。
キャンプで朝食を作るときは、短時間で調理できる道具や熱伝導のいいアイテムがあると便利。ここでは、朝食作りにおすすめの必要な道具についてご紹介します。
軽くて使いやすいツイン型のガスコンロ アウトドアで便利なツインバーナー式ガスコンロ。コーヒー用のポットを火にかけながら、同時にフレンチトーストなど朝食の準備が可能です。炭とは違い火力が調整できるので初心者にもおすすめです。
アウトドアで使いやすい!スタンダートモデル 通常のフライパンより厚手のスキレットは、保温性が高く、肉や野菜の旨みを逃さず調理できる道具。鋳鉄製のモデルは、パンケーキなどの料理も均等に火を通してふわっと仕上げてくれます。
料理のレパートリーが広がるスキレット用蓋 フタがあるスキレットは、使い勝手抜群! リゾットなどの朝食だけでなく、餃子などの蒸し料理にも向いています。キャンプでの料理が楽しくなるアイテムです。蓋にもサイズがあるので、自分が使用するスキレットのインチに合わせて用意しましょう。
パンが入れやすい110度固定式のデザイン! ガスコンロで使える直火式のホットサンドメーカー。食パンの形をそのままに焼けるシングルタイプは、フレンチトーストにもおすすめです。開くと110度で固定されるので、調理もしやすくなっています。
使い方いろいろ!初めてのダッチオーブンに! ユニフレームのスーパーディープシリーズには3種類のサイズがあるので、各自の用途に合わせて選ぶことができます。IHでも使用可能なアイテムは、熱の通りもスムーズとなっています。
シーズニングの要らない大容量モデル! シーズニング不要のモデルは、キャンプでもマルチに活躍すること間違いなし!大人数やファミリーでも使える大容量サイズは、ポトフやスープなどもたっぷりと作ることができます。焦げつきを防ぐステンレスプレート付きのダッチオーブンです。
焼き物にぴったり!頑丈で熱に強いモデル サビにくい加工が施された鉄板は、熱に強く、耐久性のある設計。七輪などの炭火でも安心して使用することができます。バーベキューから朝食にまで使える厚手の鉄板は、焼き物系のメニューに最適です。
小型でシックなデザインの鉄板は、少人数のキャンプにおすすめ。表面に凹凸のあるエンボス加工は、焦げつきやキズを防止するタフな設計となっています。炒め物やパンケーキなどに向いているアイテムです。
夕飯とは違って、なかなかいいレシピが浮かばないキャンプの朝食。でも、案外簡単に作れておいしいメニューはたくさんあるものです。見た目もおしゃれなレシピは、SNSに載せてもいい感じ。ここではおすすめの簡単レシピについてまとめたので、キャンプの朝食に迷ったら、ぜひ作ってみてください!
キャンプ朝食の定番人気といえば「ホットサンド」。バーベキューで余ったお肉を入れてもいいし、野菜を入れてもおいしく作り方も簡単で、レパートリーも豊富です。 材料(1人分) 食パン1〜2枚、卵1個、ほうれん草 適量、チーズ1枚、コンビーフ 適量、塩こしょう 作り方 ホットサンドの基本的な作り方は、ホットサンドメーカーにパンをはさんでお好みの具を入れて焼くだけ。まず、ホットサンドメーカーで目玉焼きを作り、別皿によけておきます。食パンの片側にマーガリンを塗って、塗った側を下にしてメーカーにセットしましょう。パンには、ほうれん草、目玉焼き、コンビーフ、チーズの順に具を乗せて、もう一枚のマーガリンを塗った食パンを塗った側を上にしてセット。片面を2分ほど焼いて、きれいに焼き目がついたら完成です。
ホットドッグもキャンプ朝食としておすすめです。簡単に作れて食べやすいメニューは、手軽で朝食にぴったりです! 材料(1人分) ロールパン1個、ウィンナーソーセージ、レタス 適量、ケチャップ・マスタード(お好みで) 作り方 まず、ソーセージをフライパンで焼きます。ロールパンは、グリルなどを使って表面を軽くあぶって焼き目を付けると、一層見た目もおいしそうになります。パンにレタス、ソーセージをはさんで、ケチャップやマスタードで味を整えたらできあがり。
自然の中で食べるフレンチトーストもまた格別。デザートのような食感がたまりません! 材料(1人分) 食パン1枚、卵1個、牛乳 50ml、砂糖 大さじ1 作り方 ボールに卵、牛乳、砂糖を入れてよく混ぜ合わせます。食パンをそのままか食べやすくカットして卵液に浸します。フライパンにバターを入れて、食パンを片面ずつ焼き、焦げ目がついたら完成です。食パンは前の日に卵液に浸けておくと、朝の仕度がスムーズです。
寒い朝は、暖かいスープが飲みたくなるもの。そんなときはポトフがいいかもしれません。何を入れてもOKなメニューは、余った野菜を入れるとごみや持ち帰る荷物も減ります。さらに味にコクと深みがでます。 材料(1人分) にんじん1/4本、ジャガイモ1/2個、玉ねぎ1/2個、コンソメ顆粒 2〜3g、水 適量、ローリエ、塩こしょう 作り方 ダッチオーブンに水、コンソメ、ローリエを入れて、食べやすい大きさにカットした食材を加え、中火で10分ほど煮込みます。その後、火を止めて約20分放置しましょう。具材に火が通ったら、塩こしょうで味を整えてできあがりです。
意外と簡単に作れるリゾットは、サッと作れて満腹感もあるもの。チーズをたっぷり加えて食べるのがおすすめです。 材料(1人分) ご飯 茶碗一杯分、玉ねぎ・しめじ・マッシュルーム 適量、ベーコン1/2カット、にんにく 少々、とろけるチーズ お好みの量、水 20〜30cc、生クリーム 20cc、コンソメ・塩こしょう 適量、油またはオリーブオイル。 作り方 フライパンに油を引いて、みじんぎりにした玉ねぎ・にんにくを炒めます。ベーコンを加えて、マッシュルーム、しめじの順で火を通しましょう。全体がしんなりしたら、塩こしょうとコンソメで味付けをします。水を加えて一煮立ちさせ、ご飯を加えてほぐしていきましょう。生クリームを入れて焦げないように混ぜつつ、沸騰してきたら火を止めて、細切りにしたチーズを加えます。少しかき混ぜてチーズが溶けたら完成です。
お腹が空いた朝は、腹持ちのいい和食レシピがおすすめ。朝からがっつり食べれば、エネルギッシュに1日をスタートできます。
材料(1人分) おにぎり1個、調味料(しょうゆ・味噌など)、肉など具はお好みで。 作り方 七輪の上に網を敷いて、おにぎりを焼きます。両面をこんがり焼いて、仕上げにしょうゆや味噌を塗ったらできあがり。網で焼くときは、下にアルミホイルを敷くと網にくっつくのを防げます。おにぎりは前の晩に握っておくと、あとは焼くだけなので楽ちん。
材料(1人分) うどん1玉、ねぎ 少々、めんつゆ 適量、わかめ・サラダなどお好みの具 作り方 うどんは茹でたら、冷水で一度しめます。暑い季節ならレタスやきゅうりに、めんつゆとマヨネーズを入れて、かき混ぜて食べてもおいしいです。寒いときは、茹でた豚バラ肉やねぎなど具材をアレンジしてもOK。カレーにめんつゆを加えて、カレーうどんにしてもおいしいですよ。
材料(1人分) お餅 1〜2個、とろけるチーズ、しょうゆ 作り方 フライパンや網でお餅を温めて、その上にとろけるチーズ、しょうゆをかけたら完成。キャンプではめずらしいお餅のレシピですが、ピザ風にしたり、明太チーズにしたりとバリエーションは豊富です。お餅は個別パックなら、食べたい分だけ持ち運べるのも魅力ですね。
家族でキャンプに行くなら、子どもと一緒に朝食を作ってみるのはいかがでしょうか? デザートレシピなら子どもも作るのが楽しいはず。試してみてください。
材料(1人分) ミックス粉 50g程度、卵1個、牛乳 50cc、チョコチップなど 作り方 粉と水さえあれば作れるパンケーキは、卵や牛乳がなくても大丈夫。シンプルにホットケーキをにしてもいいけれど、チョコチップやナッツを入れるとデザート感覚でおいしいです。仕上げにスプレーホイップやフルーツで飾り付けすれば見た目もおしゃれで、ブログにアップしたくなるパンケーキに!
材料(1人分) マフィン2枚、ベーコン2枚、とろけるチーズ1枚 作り方 まず、フライパンでベーコンを焼きます。両面がこんがり焼けたらマフィンにベーコンを乗せましょう。仕上げに、とろけるチーズを上において、マフィンではさんだら完成。プルコギや目玉焼きを具に入れてもおいしいです!
朝食をちょっと豪華にしたいときは、サイドメニューにもこだわってみるのがおすすめ。定番のハムエッグも大自然の中で食べれば、いつもと違った味わいに感じます。野菜がたくさん余っているときは、スパニッシュオムレツもいいかもしれません。野菜たっぷりのボリューム満点メニューは、ファミリーや友達同士など人が多いキャンプにも向いています。作り方も、卵と野菜をよく混ぜて、フライパンで両面を焼くだけと簡単です。朝食のメニューが少し寂しいなと思ったときは、1つか2つサイドメニューがあると、キャンプの食卓も華やかになります。
テント撤収などもあると、キャンプの朝はバタバタします。朝食作りは、少しの工夫でずっとラクになるもの。ここでは、朝食作りを簡単にするコツについてご紹介します。
キャンプでの調理は、家とは違って不便に感じることも多いもの。食材のカットなど事前にできる作業は、自宅で済ませてくると朝食作りもスムーズになります。野菜のみじんぎりや簡単な味付けなどは、キャンプ中にやらず、前もって済ませておくのがおすすめ。冷所でジップロックに入れて保管しておけば、食材の鮮度もキープすることができます。
朝食作りを簡単にするなら、レトルト食品を使うのも、一つのコツ。フリーズドライの味噌汁やパックのご飯などを使えば、キャンプの朝食もあっという間に完成です。疲れているときや早く遊びに行きたいときは、レトルト食品を上手に使ってみるといいかもしれません。
家でも便利なレトルト食品は、キャンプでも重宝するもの。おかゆやスープといった常温保存できるものから、肉まんやめん類など少し手間をかけるだけで、立派な朝食になるものまであります。
クリーミーで奥深い味わいのリゾット。朝食にもぴったりの食品は、3種のチーズにぶなしめじや無塩せきベーコンなどの具材を加わえてあります。コップ一杯分の食べきりサイズは、サイドメニューとしてもおすすめです。
温かい味噌汁は、寒い朝に飲みたくなる一品。具材は全5種類とちょっと贅沢な仕上がりとなっています。ダシやみそにこだわった深みのある味わいが特徴のレトルト食品です。
2泊3日などのキャンプは、持って行く食材や道具も多くなるもの。当然、ゴミや洗い物の量も増えるので、面倒と思うことも少なくありません。ここでは、キャンプの朝食作りで使える凄技テクについてご紹介するので、ぜひ役立ててみてください!
カレーやシチューの外箱やレトルト食品の箱は、自宅にいる段階で捨てておくと荷物をスリムにすることができます。基本的に必要なのは中身なので、それ以外のゴミになる箱は取り外しておくということです。必要があれば、内装に作り方や品名をメモしておくと、あとで困らずに済みます。
外箱と同じように、肉のトレーも事前に外しておきましょう。豚肉やとり肉などは、必要な大きさに切って、料理ごとにジップロックしておくのがおすすめ。中身の確認もしやすく、現地ですぐに使うことができます。
万が一キャンプ場に洗い場がない場合は、食器や道具をティッシュで拭いて、あとでしっかりと洗うことになります。基本的には登山で使うテクニックですが、洗剤が使えないキャンプ場に行ったときのために覚えておいて損のないテクです。
キャンプでは普段と違って、洗い物にも苦労することが多いもの。特にカレーや米などは洗いにくいです。効率的なテクニックとしては、その晩は鍋を放置して、翌朝にカレーうどんやリゾットなどを作れば、味に影響のないメニューを選べば、洗い物もしやすくなります。
ゴミの量が少ないと、かさばらないうえ、捨てるときもラク。ゴミの量を少なくするテクニックとしては、お菓子などの小袋に紙やビニール袋などを詰めていくのがおすすめ。パウチ袋なども空気を抜いて、極力小さくして捨てるようにするとゴミがかさばらずに済みます。キャンプ場でゴミを処分できず、持ち帰るときなどに使ってみると良いでしょう。
おいしくて簡単に作れるキャンプの朝食と必要な道具についてご紹介してきました。お気に入りのキャンプ道具を使い、緑に囲まれたキャンプ場でおいしい朝食を食べながらぜひアウトドアを満喫してみて下さい。