03/30/2020 UP

ピッケルの正しい使い方を解説!【2020最新】初心者におすすめのピッケル9選も紹介!

夏しか山に登らないという方が、今年こそは冬山にチャレンジしようと思った時に、冬山の装備が夏山とは全く違うという問題に直面するでしょう。

冬山装備を全部揃えようとするとかなりのコストがかかります。他の道具で代用できそうなものはしたいところですが、ピッケルはそうはいきません。

冬山でピッケルはどんな役割をしてくれるのかを詳しくご紹介いたしますね。

冬山に必須の『ピッケル』について解説

ここでは冬山に必ず装備していただきたいピッケルの役割や、ピッケルの各部位の名称などについてご解説いたします。

ピッケルの役割

ピッケルは、雪山を歩く時にバランスを取る助けをしてくれる杖のようにして使ったり、急な斜面では雪面にスピッツェやピックを突き刺して手がかり、足がかりの役目をしてくれます。

万が一滑落した時には、ピッケルを雪面に突き刺して、滑落を停止する大事な道具として使います。ピッケルは雪山登山で自分の命を守ってくれる大事な道具です

ピッケルの部位紹介

【ヘッド】
ピッケルの上の部分全体がヘッドです。歩く時にヘッドを握り、杖のようにして歩きます。
 
【シャフト】
ピッケルの柄の部分をシャフトと呼びます。ピッケルはこのシャフトの部分がまっすぐなものとカーブしているものがあります。

【ピック】 
ヘッドの尖っているほうがピックです。氷雪に刺して体を支えたり、滑落時にピックを氷雪に刺して滑落を止める役目をします。
 
【ブレード】
ヘッドのピックの反対側がブレード、またはアッズと言います。山を登る時の足場を作ったり、急斜面での休憩場所を作ったりする時に、雪を掘ったり、氷を削る時にブレード部分を使います。
 
【カラビナホール】 
ピッケルを落とさないように、自分とピッケルを繋ぐバンドのリーシュを通す穴です。
 
【スパイク】
シャフトの一番下の尖った部分をスパイク、またはシュピッツェ、石突と呼びます。山を登る時にピッケルを杖のように使う時に、この部分を雪面に刺して歩きます。

ピッケルの3つの種類を紹介

ピッケルは大きく分けると3種類に分けられます。一般縦走用、ミックスルート用、アイスクライミング用です。今から詳しくご紹介いたしますね。

オーソドックスな「一般縦走用」

縦走用は、雪山登山で杖として使う場面が多い山で使用します。縦走用はシャフト部分が一直線上になっていて、初心者の方も扱いやすく、歩く時に雪面を突いてバランスを保ちながら歩く事が出来ます。

もし、初めて雪山にチャレンジするという時は、比較的登りやすく、平坦な道が多い山を登ると思いますので、この一般縦走用のピッケルを選ぶと良いでしょう。

様々な場面に対応した「ミックスルート用」

ミックスルート用は、雪の道だけでなく、岩にも使えるタイプです。シャフト部分が縦走用のピッケルに比べて短めに作られていて、ヘッドも下へと角度がついているので、急勾配の道を前進したい時も、氷に突き刺しやすいようになっています。

氷壁に特化した「アイスクライミング用」

アイスクライミング用は、氷の壁を登るときに使うピッケルです。これは杖のように使うのではなく、氷に突き刺して、体全体を支えるように使います。

シャフトがカーブ形状となっていて、ヘッド部分が下向きとなっていますので、不安定な体勢でも氷に突き刺すことができます。険しい雪壁を登る際などに適しているピッケルです。

一般縦走用

定番人気モデルに握りやすさがプラス

ブラックダイヤモンドのスタンダードモデルのレイブンに握りやすいデュアルデンシティグリップを追加し、スライダーリーシュをセットにしたモデルです。オーソドックスなクラシックピックと握りやすく絞り込まれたヘッドが特徴です。
    • Black Diamond(ブラックダイヤモンド) レイブンウィズグリップ

ミックスルート用

握りやすく実用性が高いモデル

ハイドロフォーミング成形されたシャフトにより、軽量かつ快適なグリップ性能を発揮します。軽量ながらヘッドに十分な重さがあるため、雪面への打ち込みが容易です。
    • PETZL(ペツル) サミットエボ

ピッケルの使い方を解説!

ピッケルを雪山で使用する時に、その役割を最大限に発揮できるように使い方のご説明をいたしますね。

ピッケルの正しい持ち方

比較的平坦な雪道を歩く時は、ピックを前方にした向きで、ヘッドのカラビナホール辺りを手のひらで包むように握ります。

その状態で下部のスピッツェを雪面に刺しながら杖のようにして歩きます。ピッケルはこの持ち方が基本になります。登りの時はピックが前方へ、下りの時は後方へ向くように握ります。

ピッケルバンドは装着必須?

ピッケルバンドは基本的には装着が必要です。もし、急な斜面でピッケルを落としてしまったら、斜面を滑り落ちて行き、拾うことはできません。そうなると、ピッケルなしで凍っている斜面を登ることも降りること難しく、とても危険な状況に陥ります。

また、落としたピッケルが下の登山者に当たり、怪我を負わせてしまう危険性もあります。これらの理由から、ピッケルバンドの装着は必須と言われています。
 
しかし、一方で、ピッケルバンドは不要という意見を聞くこともあります。万が一、滑落をして斜面を滑り落ちていくと、体に繋いでいるピッケルが凶器になり、大怪我をしてしまう可能性があるという意見です。

おそらく、過去にバンドでピッケルを繋いでいたことで滑落時の怪我があり、このような意見もあるのだと思います。

実際には、ほとんどの雪山登山者がピッケルバンドを使用し、かなりの雪山経験がある方の中には使用しない方もいるようです。ピッケルバンドを装着するか否かは、自分の考えで決めるようにしましょう。

合わせて欲しい冬山用シューズ3選

アルパインタイプの先駆けとなった名作

アッパー3DFLEXシステムと防水コーデュラナイロンを組み合わせ、防水性と耐久性の良さに歩行性能も抜群です。ソールはセミオートマチックアイゼンが対応できます。
つま先は岩場の登下降やキックステップなどでの損傷から保護するために2重のラバー補強をしています。
    • SPORTIVA(スポルティバ)トランゴタワーGTX

軽量ながら頑丈なソールで安定感抜群

岩場の多い縦走から冬の中級山岳まで対応するテクニカルマウンテンブーツです。フレキシブルなアッパーデザインと軽量ソールにより、軽快な歩行性能を発揮します。セミワンタッチのアイゼンに対応しています。
    • CARPA(スカルパ) トリオレプロ GTX

3Dフレックスシステムで足首の動きを妨げない

スポルティパの良さは、足首にしっかりフィットしながら前後左右に動かしやすいという点です。リムーバブルイージータンは、ベンチレーション機能と保温効果もあり、足のフィット感により好みの位置に調節することができます。
    • SPORTIVA(スポルティバ) ネパールエボ GTX

編集部からヒトコト

ピッケルの種類や役割について詳しくご紹介してきましたがご参考になりましたでしょうか。最近は、低山ならトレッキングポールで代用するという意見もありますが、冬山はどんなに低山でもピッケルを装備することをおすすめします。

なぜなら、ピッケルはここでご紹介したように様々な使い方がありますが、そのすべての役割をトレッキングポールで補うことは不可能だからです。

いざという時に自分の命を守ってくれる大事な道具のピッケルを準備して、それを扱えるように練習をしてから雪山に登りましょう。

雪山は軽い気持ちで登るには危険なスポーツです。初めて雪山にチャレンジする方は、必ず雪山の経験者と登山をするようにしてください。

しっかりと準備をして、安全で楽しい雪山登山をしてくださいね。

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