夜に出発し、山小屋に泊まらず夜通しで一気に富士山を目指す「弾丸登山」が最近増えています。 しかし、弾丸登山は本当に危険な行為!平地だとしても、十分な休息をとらずに8~10時間歩くことは大変です。標高差のある富士山であれば尚更です。軽装・弾丸登山を行うと、吐き気、頭痛などの高山病や低体温症を引き起こす可能性があり、また、疲労がたまった状態での登山は事故を起こす危険性も高まります。自分の力を過信せず、しっかり計画を立て、ゆとりを持った登山を楽しみましょう。
日本最高峰、富士山。約10万年前に誕生し、何度も繰り返された噴火により、現在の壮麗な姿になりました。
太古から信仰の対象として人々に崇められ、2013年には世界文化遺産に登録されました。
富士山は登る以外にも、様々な楽しみ方があります。今年こそ、富士山を楽しむのはいかがでしょうか?
富士山頂は全部で9つもあり、最高峰は、富士山測候所のある剣ヶ峰で、これが一般的に富士山頂と言われる場所です。「ニッポンのテッペン」に立ちたいのであれば、各ルート踏破後、剣ヶ峰を目指しましょう!
富士山には、各山小屋が用意したオリジナルデザインの焼印を金剛杖や板に焼いてくれる登山ならではのスタンプラリーがあります。数も多く、コレクションするには最適です。スタンプラリーを楽しんでみませんか?
多くの人は、国有地だと思っているのではないでしょうか。 しかし、実際は、富士山本宮浅間大社が所有する私有地なのです。富士山の頂上付近は、8合目以上が私有地となっています。つまり、富士山の頂上は、神社の敷地内なのです。
例年6月頃に発表される正式な日程を必ずチェックしましょう。
富士登山を成功させるためには、無理のないスケジュールを組むことが何よりも重要です。
時間がないからといって予定を詰め込みすぎると、想定外の混雑や体調不良などによって、
せっかくの登山が台無しになってしまう可能性があります。
また、富士山の山小屋がは全て予約制です。 コロナ以前と比べて、山小屋の定員数は約3割~5割減らされているため、
これまで週末やお盆に集中していた混雑が、連日予想されます。富士登山を計画している方は、
早めに山小屋の予約状況を確認することをおすすめします。
「無理な富士山チャレンジを
しようとしていませんか?」
夜に出発し、山小屋に泊まらず夜通しで一気に富士山を目指す「弾丸登山」が最近増えています。 しかし、弾丸登山は本当に危険な行為!平地だとしても、十分な休息をとらずに8~10時間歩くことは大変です。標高差のある富士山であれば尚更です。軽装・弾丸登山を行うと、吐き気、頭痛などの高山病や低体温症を引き起こす可能性があり、また、疲労がたまった状態での登山は事故を起こす危険性も高まります。自分の力を過信せず、しっかり計画を立て、ゆとりを持った登山を楽しみましょう。
富士山頂は、想像以上に寒い! 防寒対策と靴選びをしっかりしよう
登山YouTuberとトレッキングのプロが、
安心・安全な富士登山のためのノウハウを教えます!
トレッキングのプロと登山YouTuberの二人が、安全・快適に楽しむための
「トレッキングの基礎」を教えます!
登山が初めての人、体力が心配な人も、低山から段階的に
登山の経験を積んで、夏に富士山頂を目指しましょう!
※ 吉田口・須走口・富士宮口では、登山シーズン中、マイカー規制が実施されており、マイカーで登山口まで行けません。
詳しくはオフィシャルサイトをチェックください。
吉田ルートに続いて人気が高い富士宮ルート。最高点である剣ヶ峰に最も近いことが魅力です。しかし、全体を通して傾斜は急で、登り、下りルートが同一であるため、かなりの体力度を要します。
アクセス
JR御殿場線御殿場駅、または小田急線新松田駅(一部期間のみ)から登山バスを利用
傾斜が穏やかであり、4ルートのうち最も登山者が少ないため、静かな登山を楽しめます。しかし、山小屋が少ないことや、目標物が少ないため、夜間や濃霧時には道に迷いやすいです。
アクセス
JR御殿場線御殿場駅から登山バスを利用
六合目付近までは緑豊かで、自然を楽しみながら落ち着いた登山を楽しめることが魅力です。しかし、本八合目までが長いことや、下山道は一直線に下る「砂走り」があるため、スパッツは必須となります。
アクセス
JR御殿場線御殿場駅、または小田急線新松田駅(一部期間のみ)から登山バスを利用
交通の便の良さや山小屋の数など、富士山入門者にとっては人気が高いことから、登山客の半分以上が利用しています。しかし、下山道には山小屋が少ないことや、傾斜が急であるため、足への負担は大きいです。
アクセス
富士急行線河口湖駅・富士山駅・富士山パーキングから登山バスを利用。または、バスタ新宿(新宿高速バスターミナル)・【夏季のみ】横浜駅・日吉駅・センター北駅・たまプラーザ駅・市が尾駅より高速バスを利用
※ 4つの登山ルート■■■■は、それぞれ標識で表示される色が決まっています。
自分が利用するルートの色を良く覚えておき、分岐点等で間違って別のルートを利用しないよう注意してください。
富士山の山頂の真中の火口を、「お鉢」あるいは「お釜」と呼び、 そこを一周するのがお鉢巡り。富士山を登った登山者の多くが最も標高の高いの地点である剣ヶ峰を目指しますが、どの登山ルートを登るかで、剣ヶ峰までの距離・時間が変わってきます。
例)吉田ルートから
富士吉田口→成就ヶ岳・伊豆ヶ岳・朝日岳・駒ケ岳(浅間ヶ岳)・三島岳(文殊ヶ岳)・ 剣ヶ峰・白山岳・久須志岳の順に、時計回りに各頂点を踏破していきます。
七~八合目の山小屋に泊まり、頂上で御来光を迎える
午前中に五合目に到着し、のんびりと昼食をとりながら身体を徐々に標高に慣らします。午後から山小屋を目指して、ゆっくりとしたペースで、午後5時ごろまでに到着します。そこでしっかりと休憩または仮眠をとります。午後11時~午前1時ごろに山小屋を出発。それから、午前4時30分~5時30分ごろ、頂上で御来光を迎えます。気力・体力に余裕があれば、お鉢巡りも体験し下山するという、ツアーで最も多い富士登山のスタンダードプラン。
登りで1泊、そして下山に1泊、富士山をとことん満喫する
初日は標高の低い七合目に泊まります。時間に余裕があるので、宿泊する山小屋より高い場所まで散策することで標高に慣らすことができます。翌朝、山小屋で御来光を迎え、明るい時間帯に登山するので、渋滞になる確率も低く、景色を満喫しながら、ストレスなしで登頂できます。そして、下山の途中で、八合目でもう1泊。夕方には、初日と同様に影富士やふもとの街灯りを楽しむことができるという富士山三昧のぜいたくプラン。
まとまった時間が取れない方におすすめ!(体力に自信がある方のみ)
早朝に登り始めて午前中か遅くともお昼ごろに登頂できれば、日没までに下山するスケジュールが立てられます。
登頂できなくても、14:00になったら下山開始してください。それ以上遅くなると日が暮れて真っ暗な中を下山することになり危険です。
※ 行程は吉田ルートをモデルにしたプランで、時刻はあくまでも目安です。
ハイキングでもっと気軽に
富士山を楽しむ。
頂上を目指すだけが富士山の楽しみ方ではありません!
富士山のふもとには落葉樹の森を散策したり、宝永火口や火山荒原などのダイナミックな自然を体感できる、さまざまなコースが用意されています。また、世界文化遺産に登録された富士山の構成資産を巡る「富士山一周ロングトレイル」も富士山のさまざまな魅力を堪能できる、充実したおすすめのハイキングコースです。
周辺にも魅力がいっぱい!
アクティビティ盛りだくさん!
富士山周辺では、牧場体験やサイクリング、パラグライダーなど、さまざまなアクティビティが楽しめます。富士山の伏流水が湧き出る白糸ノ滝、富士山2合目にある遊園地・Grinpa、富士山の裾野にある富士山こどもの国など、富士山周辺の観光スポットも充実しています。
富士山を眺めて楽しむ。
富士山のビュースポットはいくつもありますが、湖畔のキャンプ場でゆっくりしながら富士山の美しさを満喫するのはいかがでしょうか?本栖湖畔でのキャンプ、宿泊、ウォーターアクティビティ、エコツアーのサービスを提供している浩庵キャンプ場、グランピングもできる精進湖キャンピングコテージなど富士山周辺にはキャンプ場が数多くあります。
富士山を眼前に臨む最高のロケーションで、最高のキャンプをしてみませんか?