ドライバーで思ったような飛距離が出せないと、悩みを抱えるゴルフ初心者の方は多いのではないでしょうか。
自分に合ったドライバーを使って正しく打つことで、力に頼りすぎずにボールを飛ばせられるでしょう。
そこで本記事では、自分に適したドライバーの選び方について解説します。
ドライバーとは、1打目であるティショットに使用するクラブです。
そのため、他のゴルフクラブよりも飛距離が出やすくなります。
ゴルフで使用する14本のクラブの中で、最もシャフトが長く、ヘッドが大きく、そして重量の軽いクラブです。
ドライバーでの平均飛距離は、男性で200〜250ヤード、女性は150〜200ヤードになります。
アマチュアでの平均値なため、プロゴルファーではさらに飛距離が伸びる傾向にあります。
ティショットの結果はスコアに特に影響を及ぼすため、自身に適したモデル選びが大切です。
ここでは、ドライバーの選び方について解説します。
① 重さ
② ドライバーヘッドの形状
③ ロフト角
④ ライ角
⑤ シャフトの長さ・硬さ
ドライバーは、1打目専用クラブとしてスコアにも直結しやすいクラブと言えます。
ドライバーを選ぶポイントを理解して、スコアアップにつなげましょう。
ドライバーの重さは、自身がやや重いと感じる程度に振り切れるクラブが適しています。
ヘッドスピード40m/s以下では290g以下、一方でヘッドスピード45m/s以上の方なら300g以上を目安にすると良いでしょう。
クラブが重いと飛距離が伸びやすくなりますが、重過ぎるとスイングが振り切れず、ロスにつながります。
一方で、クラブが軽すぎるのも良くありません。
軽すぎるとスピン量が増加してしまい、操作性が悪くなってしまうためです。
自身のヘッドスピードに合わせた重量のドライバーを選びましょう。
ミスを抑えたい方は、ヘッドの形状や体積を意識して選ぶと良いでしょう。
ヘッドの体積が大きくなればなるほど、スイートエリアが広がるため、ぶれにくくなります。
特に、重心が低いヘッド形状であれば、ボールが上がりやすくなるため、初心者ゴルファーの方におすすめです。
ヘッド体積は、460cc以下のものとルール化されています。
そのため、初級者の方は460ccの最大ヘッド体積のドライバーを選ぶことをおすすめします。
ロフト角とは、クラブを垂直に置いた場合の、ボール接触エリアと垂直線との間を示す角度を指します。
ロフト角が大きくなるほどボールは上がりやすくなり、逆に小さくなるほど低くなる傾向にあります。
飛距離が伸びやすいのはロフト角が大きいドライバーです。
そのため、ヘッドスピードがあまり早くない初心者の方は、ロフト角が大きいドライバーを選ぶと飛距離を伸ばしやすくなるでしょう。
ライ角とは、クラブ底面を地面に対して平行に置いた場合に、シャフトと地面の間にできる角度を指します。
ライ角が大きくなるほどスライスしづらく、ボールのつかまりが良くなる傾向にあります。
そのため、初心者の方やスライスが起こりやすい方は、ライ角が大きめのドライバーを選ぶと良いでしょう。
一方で、具体的に何度のライ角がおすすめなのかに関しては、個人差があるため明確な数値がありません。
どのドライバーを選ぶべきか、複数本の候補があった場合は、ライ角が大きいものを選ぶなど、選定ポイントの一つとして覚えておくと良いでしょう。
シャフトの長さや硬さを意識することで、飛距離や操作性の向上につながります。
飛距離よりも安定して打ちたい初心者には、短めのシャフトがおすすめです。
ドライバーのシャフトが長いとヘッドスピードが上がり、飛距離は出しやすくなります。
一方で、シャフトが長いとミートやスイングにやりにくさを感じてしまったりする場合があるのも事実です。
対してシャフトが短くなると、ミートしやすくなりますが、飛距離は出にくくなります。
また、シャフトの硬さやしなり具合に関しても、スイングの安定性や飛距離に関わるため意識しておくと良いでしょう。
シャフトの柔らかい順にR・SR・S・Xと表記されます。
スイングスピードがあまり速くない初心者であれば、しなりを利用することでヘッドスピードが上がる柔らかめの「R」や「SR」がおすすめです。
一方で、スイングスピードが速い方は、操作性が高くなる硬めの「S」「X」を選ぶと良いでしょう。
自身に適したドライバーを選んだら、次はティショットの打ち方に関するコツを理解した上で練習してみましょう。
ここでは、初心者におすすめなドライバーを以下のポイントを抑えながら3つ紹介します。
① ドライバーとゴルフボールの位置
② 構える体勢
③ グリップの握り方
④ スイングの振り幅
⑤ 上半身全体を使う
ここでは、それぞれのポイントについて詳しくご紹介します。
正しいスイングを練習する前に、正確な位置にボールを置けるよう意識してみてください。
理想的なボールの位置は、左足かかとの延長線上にボールを置くことです。
左に寄せすぎるとスライスの原因になり、右に置くと飛距離が伸びにくくなります。
また、ティーアップの高さも意識してみましょう。
地面にヘッドを置き、フェースから半分〜1/3ほどはみ出る高さが理想的です。
打ち方や体型によってボールの位置が変わってくるため、ベストな配置はどこなのか、実際に打って把握してみてください。
足の幅と向きなどの構えを意識することが、飛距離と操作性の向上につながります。
足の幅を肩幅より少し広くとり、足の向きを飛ばす方向に向かって90度で構えてみてください。
また、つま先の向きを変えることで、ボールの方向性をコントロールできます。
つま先を閉じるほどにフック系のボールが出やすくなり、開くほどにスライスが打ちやすくなります。
ティーグラウンドの傾斜等によって構える体勢が微妙に変わるため、適宜調整すると良いでしょう。
グリップの適切な握り方は明確にはありませんが、できる限り軽めのクラブを握ることを意識すると、ヘッドスピードがアップしやすくなります。
グリップを握る強さは、卵を持つようなイメージが理想的と言われています。
握りすぎず、手から離れない程度にほどよい強さで握るのがおすすめです。
自分が無理なく握りやすいと感じる方法を見つけてみましょう。
スイングの振り幅を弱めずに、インパクトの前後でヘッドスピードを最大限に加速させると飛距離が伸びやすくなります。
ボールの位置が実際よりも20cmほど先にあるイメージを持つと良いでしょう。
ミスショットにつなげたくないという思いから、スイングを弱めてしまうことがあるかもしれませんが、飛距離は伸びにくくなります。
左側でビュッという音が聞こえる程度のスピードでの振り切りが目安です。
実際の練習だけでなく、素振りをする場合にも振り幅を意識してスイングしてみましょう。
腕の力だけでなく、肩を含めた上半身でしっかりと支えながらショットすると、飛距離を伸ばしやすくなるでしょう。
力任せのスイングは芯にあたりにくくなるため、ミスショットしやすくなります。
右肩は背後にひき、上半身を捻転させながら打つのがコツです。
左肩が自然と回るようになるため、ミートしやすくなるでしょう。
ティーショット専用であるドライバーは、ヘッド形状やロフト角などを意識して選べば、飛距離や操作性が向上し、スコアアップにつながるでしょう。
さまざまなメーカーが初心者ゴルファーにおすすめのドライバーを販売しているため、自分に合ったクラブを探してみてください。
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