ジローム
ドライプラスmesh
プリント半袖Tシャツ
¥3,289(税込)
スーパースポーツゼビオが展開している快適ドライ素材「DRY PLUS」。独自の機能と構造により、素早く水分を吸い取り発散。毛細管現象を促す構造によって、湿気を衣服の外に排出し蒸発させ、衣服内を快適な状態に保ちます。
今回、この「DRY PLUS」を体験していただいたのはタレントの三津家貴也(みつか・たかや)さん。学生時代には陸上の中距離で全国大会に出場、大学卒業後には日本選手権に出場もしたトップランナーでした。
そんな三津家さんは現在、SNSを中心に「頑張らないランニング」をテーマに発信しています。彼にとっての「走る」ことは、キャリアのなかでどのように変化していったのでしょうか。トップランナーから市民ランナーまで、すべてのランナーに伝えたいメッセージに迫りました。
中学時代に陸上へ転向、大学では走力の研究も
三津家さんはもともと野球をやられていたんですよね。陸上をはじめようと思ったきっかけは?
はい、中学生まで野球をやっていました。走ることに抵抗は無かったですね。とにかく時間を無駄にしたくなくて、走って家に帰っていました。そうしたら、足が早くなったんですよね。中学生になった頃は人と比べてもそこまで早くなかったのですが、中学2年生になったときにいきなり早くなって。まだ野球部に所属していたのですが、1500mを4分台で走れるようになってから、中体連の陸上の大会に助っ人として呼ばれるようになったのがきっかけです。高校では野球をやろうか迷ったのですが、坊主にするのが嫌だったので陸上へ転向しました。
高校卒業後は筑波大学へ進学し、陸上だけでなく研究にも力を入れたとのことですが、大学時代を振り返っていかがですか?
マスクをつけた状態でランニングマシンを走り、トレーニングを数値化して走力を測定する研究をしていて、そのテーマで卒業論文も書きました。実は、4年生まで一度も自己ベストを出すことができなかったんです。それでも、いろいろな文献を読むなかでトレーニングについての基礎的な知識が身について競技に活かすことができました。
とくに「ポラライズドトレーニング」は印象に残っています。ポラライズドトレーニングとは、長期的な練習メニューにおいて強度の高さを2極化することによって効率化をはかるというものです。これを勉強したあとに自分のトレーニングを分析すると、バランスがすごく悪かったんです。高い強度のトレーニングを増やすことで持久力が改善して、さらに早く走れるようになりました。
「ランニングから生まれる繋がりを、広めていきたい」
すごく専門的な研究をされていたのですね。現在は世の中にランニングを広げるためにSNSでの発信をされていますが、そのきっかけは何だったのでしょうか?
研究をして論文を書くなかで、こういった情報が研究者の間だけで広まっても意味が無いなと思ったんです。もともとは研究を突き詰めて大学の教授になりたいと思っていたのですが、東京でスポーツジムの会社に就職することを決めました。スポーツトレーナーとして、トップランナーから市民ランナーまで指導する活動をはじめました。やっと「本当にやりたいことができた」という感覚でしたね。現場での指導のほかに、就職した会社のYouTubeチャンネルの動画に出演したのが発信の最初です。
自分が大学時代に研究していたことを市民ランナー向けにサービス展開していたり、自分自身も競技を続けられる環境が整っていたり、相性がすごく良かったんです。「ここしかない!」と思いました。
発信を続けるなかで多くのランナーと関わっていらっしゃると思いますが、ランニングの持つ価値についてはどのように考えていらっしゃいますか?
ランニングから生まれる繋がりを広めていきたいと思っています。僕自身、社会人1年目で日本選手権に出場したあと、SNSの発信などをはじめたのですが、一度倒れて何もできなくなってしまった時期があったんです。1か月半ほど家から出ることができず、走ることもありませんでした。
そのときに助けてくれたのが、社会人のときに陸上を通じてお世話になった先輩たちでした。「三津家、走ろうや」「おれらの走りを手伝ってよ」と声をかけてくださって、外に出るきっかけになりました。そのとき、ランニングには競技を極めるだけじゃない楽しみ方があるんだと気づいたんです。
知り合いと一緒に健康のために走ったり、走ったあとに温泉に行ったり、ランニングを通じたアクティビティがたくさんあると気づいてから、この魅力を広めていきたいと思うようになりました。
SNSでも仕事などに追われストレスを抱えているファンの方に、コメントを返している様子が印象的でした。そういったところにもご自身の経験が影響しているのでしょうか?
返信って他の人も見れるんですね。めっちゃ恥ずかしいです(笑)。たしかに、人が抱えるストレスという部分にはすごくフォーカスをしています。過去には、心にストレスを抱えていると、パフォーマンスに影響が出るという論文を書いたこともあります。
陸上選手ってストイックで根性があるというイメージが強いですが、当然うまくいかないことも多くあります。そういった困難を乗り越えられなかったとき、走ることを辞めてしまう選手も少なくありません。心のケアは重要なんです。
なので、今後はストレスのかからないランニングを広めていきたいと思っています。「がんばらないランニング」をテーマに書籍も出版したのも、そういった背景があります。頑張ったら報われるという考え方は日本では浸透していますが、それは成功した人が言っているだけだと思うんです。同じ成果を出せるなら、楽なほうが良いですよね。ランニングはやらされるものではありません。人生を豊かにするアクティビティだと思っています。
頑張らないといけないという感覚は捨てて、もっと笑顔で楽しんでほしいですね。充実した人生を送るためには、生きている間にどれだけ笑えるか。楽しんだもの勝ちだと思うんです。本当にやりたいことがあるのにも関わらず、それでも真面目に頑張らないといけないと思っている人って多い気がしていて…
今はいろいろなSNSが普及していますし、自分の好きなことに突き進んで生きていける世の中になってきていると思うんです。僕はいつも「やってみよう」を合言葉に活動しています。ランニングに限らず、迷ったときには挑戦して、笑顔になれる環境を自らつくりあげてほしいと思っています。
そういった思いを発信しているのですね。学生のころからそういった考え方をしていたのですか?
いや、実は研究も嫌々やっていたんです…(笑)。親が学校の先生だった影響もあって、大学の教授になろうと思っていました。当時勉強したおかげで今があるのですが、そういった縛りを取っ払って自分のやりたいことをはじめてから、人生がうまくいきはじめた実感があります。
涼しく快適に走るために。ランニングウェアへのこだわり
ここからはウエアへのこだわりや、「DRYPLUS」についてお聞きします。三津家さん自身、ランニングをするときのウエアにこだわりなどはありますか?
やっぱり通気性や着心地の良いものでないと、快適に走ることはできません。それに加えて、自分の好きなデザインのものを着ることですかね。無地などのシンプルなものが好きなので、逆にシューズは明るい色が多いです。
蛍光色のシューズを履くときは、ウエアを白や黒、グレーなど無難な色にすれば合わせやすいのではないかと思います。気軽にランニングを楽しむという観点では、より日常に溶け込むようなデザインやシルエットにすることも重要ではないかなと思います。
今まではタイトなウエアが多かったですが、最近はワイドなシルエットが流行っていますよね。新しいブランドもどんどん誕生していますし、おしゃれに敏感な選手はそういったトレンドを取り入れているのをよく見ます。数年後には、もっと一般的になっていくでしょうね。僕自身もそういったトレンドを抑えることもありますし、流行に流されず自分が良いなと思ったものを大事にすることもありますし、どちらの気持ちも分かります。
夏場は大量の汗をかくことも多いと思いますが、やはりシーズンによって通気性やニオイ対策は意識されるのでしょうか?
そうですね。走ったあとも汗くさいままなのは嫌なので、消臭効果のあるウエアや、通気性の良いウエアを着るようにしています。あとは熱中症の危険もあるので、涼しい格好で走ることが大切です。汗をかいているということは、体内に熱がこもってしまっているということ。汗をかくことで痩せられると思っている人も少なくありませんが、実は逆効果なんです。あとは日焼けが気になる人は、UVカットのウエアを選ぶといいですね。
DRY PLUSはサラッとしていて着やすかったですし、走ったときの違和感もまったくありませんでした。こういった機能性とお手頃な価格を兼ね備えたウエアがあれば、ランニングをはじめるハードルも下がるのかなと思います。実際、試着させていただいてから街に出ると、DRYPLUSのウエアを着てランニングをしている方が多いと気づきました。
ランニング初心者の方でもはじめるきっかけになりますね。最後に、ランナーの皆さんにメッセージをお願いします。
まずは楽しんでください。目標を目指すことは大切ですが、頑張りすぎたら継続はできません。よくランニングをはじめて三日坊主になってしまう人がいますが、それって頑張りすぎていることが原因だと思うんです。気に入ったウエアを着ながら、自分のペースで、走ることのハードルを下げてほしいです。僕はこれからもランニングのいろいろな楽しみ方を伝えていきたいと思います。
三津家さんに着用いただいた商品は、スポーツテクノロジーから生まれた、快適ドライ素材「DRY PLUS(ドライプラス)」という素材が使われています。
ドライプラスの持つ独自の機能と構造により素早く水分を吸い取り、発散させ、湿気を衣服の外に排出し蒸発させます。この優れた換気システムにより衣服内の湿度と外気がいつも循環しており、発汗しても衣服内を快適な状態に保ちます。