いろいろな商品がリリースされているテント。 しかし、そのほとんどはロッジ型かドーム型に分けられます。 大まかな特徴としては、居住性を重視したロッジ型、収納性と組み立てやすさに優れたドーム型…といったところでしょうか。 両タイプの違いやメリットについて、より詳しく紹介したいと思います。
ドーム球場のような半球型のテント。アーチ型に組んだポールで、シートを支えるテントです。
メリット ◎シンプルな構造(数分で組立OK) ◎収納性が良い ◎自立設営ができる。 デメリット ×風でとばされやすい(ペグや縄で固定すればOK) タープと組み合わせると居住性がUPします。
現在のテントは、使いやすいドーム型が主流。 中でも、ドーム型とタープとの組み合わせや多機能タイプなどは特に人気のようです。 ドーム型はポールの反発力を利用するため強度が高く、小型のツーリング用から広い前室を備えた2ルームタイプまで、多彩な商品がそろっていることも魅力です。 さまざまな形状のモデルがありますが、大きく分けるとスタンダード型とキャノピー型の2タイプに分類できます。
スタンダード型 設営しやすいシンプルタイプ。 組み上げたインナーテントの上に、フライシートをかぶせるタイプです。 フライシートはリッジポールによって支えられ、またリッジポールの反発によって入り口のひさし部分が形成される仕組みとなっています。構造がシンプルなため、ビギナーでも簡単に組み立てられる半面、前室部分の広さを確保しづらいという難点もあります。
キャノピー型 何かと便利な前室スペース。 フライシートの入り口をフロントポールによって支え、キャノピー(張り出し屋根)状に展開するタイプです。インナーテント外に荷物を置くスペースができるため、何かと重宝します。雨天時の出入りも楽になるでしょう。入り口部分のシートを屋根状に立ち上げ、タープのように展開することも可能。BBQ用スペースとしても使えそうですね。キャノピー型には、ロングリッジポールを装着して、さらに広い前室を設けたモデルもあります。キャンプサイトが狭く、タープを張る空間がないときなどに便利です。
「ロッジ」とは、小屋や山荘のこと。ロッジ型テントとは、まさに小屋のような形をしたテントを指す言葉なのです。 家屋に近い形状のため側面が90度に近く、その分床面が広く使えます。また天井も比較的高く設計されているので、立って歩くのも苦になりません。ドーム型テントに比べて、快適に過ごせるテントと言えるでしょう。 サイズは大きめのものが多く、4〜12人で使うのに適しています。大人数で連泊するなら、このロッジ型を選びたいですね。
メリット ◎居住性が高い ◎使い勝手が良い ◎中で立てる デメリット ×パーツが多い ×設営が大変 居住性は高いのですが、組み立てが大変ということで、近年はドーム型が主流になりつつあります。
このほか最近では、ロッジ型の居住性とドーム型の組み立てやすさを両立させた 「ロッジドーム型」というテントも販売されています。 いいとこどりのこだわり派は、ぜひチェックを。