2020/11/02 UP

卓球ダブルスのルールや動き方

卓球の種目には、シングルスだけでなく、ダブルスやミックスダブルスもあります。シングルスにはないダブルス特有のルールや動きなどもあるため、シングルスのことは知っていても、ダブルスについてはよく分からないという人も多いのではないでしょうか。選手のローテーションや返球のルールなど卓球初心者ですと分かりにくいことが多いです。今回は、卓球のダブルスのルールや動き方、シングルスとの違いなどについて、細かく解説していきます。
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卓球のダブルスとシングルスは何が違うの?

シングルスは1対1で対戦しますが、ダブルスは2対2で対戦する種目です。卓球の団体戦は「4シングルス1ダブルス」の形式で行われるケースが多くあり、「ダブルスの勝利がカギを握る」と言われているほど重要です。ダブルスのペアは、シングルスの実力者同士が組めば強いペアになるというわけではありません。ルールはシングルスとほぼ同じです。いくつか特有のルールがあり、パートナーとの相性もあります、シングルスでは勝てない相手でも、ダブルスなら勝てるということもあるのです。ダブルスはとても奥が深く、卓球初心者の方でも練習すればするほど面白くなり、選手の可能性を広げてくれる魅力的な種目と言えるでしょう。

ダブルスは交互に打つのが基本

ダブルスとシングルスのルールの最大の違いは「交互に打つ」という点です。サービス後のラリーは、ペアが交互に打たなければいけません。同じ選手が連続で打ってしまうと相手の得点になります。

サーブは2本交代

ダブルスのサーブは、シングルス同様2本交代です。自分のペアのどちらかがサーブをしているとしたら、2本続けてサーブを出すとサーブ権は相手ペアに移ります。サーブが2本交代になります、もちろんレシーブも2本交代になります。

対角線にサーブを打たなければならない

サーブは、自分のコートの右半面にバウンドさせて、相手コートの左半面(サーバー側から見て)に出します。相手コートの右半面にバウンドした場合や、最初のバウンドが自分のコートの左半面に入ってしまった場合はサーブミスとなります。卓球台の真ん中に引かれている白線が半面の境目です。白線の上にバウンドした場合は有効になります。

サーバーの決め方

試合を始める際は、シングルス同様、「サーブ」「レシーブ」「エンド」をジャンケンで決めます。次に、サーブ権を持ったペアは、どちらがサーブするかを決め、レシーバー側は相手のサーバーが誰かを見た上で、どちらがレシーブするかを決めます。サーバーとレシーバーの順番は慣れないうちはややこしいですが、「それまでレシーブをしていた選手が次にサーブを出す」と覚えておくと良いでしょう。

サーバーとレシーバーはゲームごとに変わる

ダブルスもシングルス同様、ゲームごとにチェンジコートをしますが、その際は打球する順番も変わります。1ゲーム目と同じように、サーブ権を持っているペアはどちらが最初にサーブをするか決めますが、ここでポイントとなるのは、レシーバー側は、ひとつ前のゲームでそのサーバーのサーブを受けていた選手ではなく、もう1人の選手がレシーバーになるということです。例えば、AとBのペア、CとDのペアで試合を行うとしたら、1ゲーム目に、AのサーブをDがレシーブしたのであれば、2ゲーム目は、AがサーバーならCがレシーブをする、ということです。サーバーとレシーバーの順番は、初心者の方が最も混乱するところですが、何度もダブルスの試合をやっていれば自然と覚えるので、慣れるためにもできるだけゲーム練習を行いましょう。

フルゲームになった場合

ダブルスでもシングルス同様、フルゲームになった場合は、どちらかのペアが5点を取った時点でチェンジコートを行います。この時に、レシーブ側のペアは、レシーバーを交代しなければいけません。

もしも試合中に順番の間違いに気付いたら

ダブルスの試合中に、打球の順番を間違ってしまうことはよくあるミスです。この場合、気がついた時点でサーバーとレシーバーを正しい順番に戻してゲームを再開します。打球の順番が間違ったままプレイしていた時の得点は有効なので、点数は戻さずに、そのまま続けます。

ダブルスと混合ダブルスの楽しみ方

ダブルスに比べ、混合ダブルスはテレビ等でも見る機会が少ないです。しかし世界卓球混合ダブルスで日本勢がチャンピオンになるなど、いま注目を集めている種目です。ダブルスや混合ダブルスには、シングルスとは違った奥深さや魅力があり、その特徴や戦い方のポイントなどを知ることで、より楽しくプレイできるようになります。

混合ダブルスの戦い方

ダブルスは強い選手同士がペアになっても、必ず勝てるとは限りません。交互に打球するという特性上、シングルス以上に戦術やコース取りが重要になるため、「2人の相性」が非常に大事なのです。特に混合ダブルスでは、男性と女性の球質やプレイスタイルが大きく異なるため、混合ダブルスならではの「戦い方」を知っておく必要があります。

男女のプレイスタイルの違いを活かした攻め

一般的に女子よりも男子の方が筋力があるため、威力のあるボールが打てます。台から多少離れても、パワーのあるドライブで攻めるスタイルが多い傾向にあります。一方、女子は台から離れず、できるだけ前陣について、ピッチの速さで勝負するスタイルが多いです。ドライブを武器にしている選手が多い男子と異なり、弾き打つミート打法(スマッシュ)を多用するのも女子選手の特徴です。混合ダブルスでは、女子が早いピッチで相手を左右に振り回し、甘い球が返ってきたところを男子が威力のあるドライブで決める。あるいは、女子が相手の男子のドライブを、表ソフトや粒高などでブロックし、次球を男子が攻撃するなど、緩急をつけたプレイが効果的です。このように男女の違いを活かした戦い方をすることが、混合ダブルスの勝敗を左右する重要なポイントになります。

下位ペアが上位ペアに勝つこともある

ダブルスも混合ダブルスも、お互いの特徴を活かしたプレイをすることにより、1+1=2以上の力を発揮することができるため、シングルスでは勝てない格上ペアに勝つこともあります。ここで重要なのは「実力差があっても負担を感じさせない」ということ。ペアに実力差がある場合、うまくない方の選手はパートナーに対して引け目を感じることがあります。「自分がミスをしたらどうしよう」「足を引っ張ったら申し訳ない」などと思いながらプレイしては、良い結果にはなりません。実力が上の選手は、負担を感じさせないような雰囲気を作ることが大事です。ミスをしても責めたりしないのはもちろんですが、伸び伸びプレイできるように、積極的にポジティブな言葉をかけてあげましょう。

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利き手や攻撃スタイルの相性

卓球のダブルスは、狭い範囲で2人の選手が素早く動かなければいけません、利き手や攻撃スタイルの相性が非常に重要になります。どういった組み合わせなのかによって、動き方や戦術に大きな違いが出てくるからです。まずは、それぞれの組み合わせの基本的な動きを覚えましょう。

両選手利き手が右手

利き手が右利き同士のペアの場合、フォアサイドでは、2人で円を描くように右回りに動くのが基本的な動きとなります。バックサイドでは逆に左回りに動くのが基本です。
・フォアサイドでは、自分が打球したあと、右に回りながら後ろに下がる。
・パートナーの後ろに移動し、次球に備える。
・パートナーが打球し、右回りに移動するタイミングで前に出る。
・バックサイドでは、左回りで同じように動く。

両選手利き手が左手

利き手が左手同士のペアは非常に少ない組み合わせです。左利きの絶対数が少ないのと、組むとしても右利きとペアになるため、この組み合わせのペアはほとんどいません。ただし、数が少ないからこそ、相手は対戦し慣れていないため、やりにくさという点で優位に立てる場合もあります。動き方は、右利き同士のペアと同じく、右回りに円を描くように動くのが基本です。

右利き選手と左利き選手

卓球のダブルスでは、右利きと左利きのペアが、利き手が同じペアよりも有利な組み合わせと言われています。それは、打球後の動きが「後ろに下がるだけ」なので、交差するようなポジショニングにならず、相手を邪魔しないからです。利き手が同じペアの場合は円を描くような動きになるため、2人が交差する動きになり、ラリー展開によっては、下がった後に回り込む動きが必要になるため、動作にロスが生じてしまうのです。実際、世界選手権や全日本選手権の優勝ペア・上位ペアを見ると、ほとんどが右利きと左利きの組み合わせです。左右ペアの動き方は、「打球後にパートナーの邪魔にならないように、斜め後ろに下がって次球に備える」このシンプルな動作が基本的な動き方になります。

試合での動き方は臨機応変に

紹介した動き方は、あくまでそれぞれのペアリングの基本的な動きで、実際の試合では、この動き方だけで勝つことはほぼ不可能です。対戦相手のペアは、こちらが打ちにくいコースを突いてきますので、どうしても動き方はバラバラになってしまいます。つまり、その時の状況に応じて臨機応変に動いて対応することが求められるのです。基本的な動きができなければ臨機応変な対応もできません、まずはしっかりと基本的な動作を身に付けましょう。

強いダブルスペアになるには

ダブルスで最強のペアを目指すためには「性格やプレイスタイルを考えて組む」ことが非常に重要なポイントになります。個人の性格や戦型、プレイスタイルなどを総合的に見て、相性の良い選手同士が組めば強いペアになる可能性が高くなります。そしてお互いの得意・不得意を知ることで、お互いの良さを引き出すことができます。2人でいつも話し合いながら練習をすることも、ダブルスでレベルアップするためには重要な要素となります。

ダブルスで練習しておきたいこと

ダブルスはお互いの長所を出し合うことが重要なので、常にパートナーとの連携を意識しながら練習することが大事です。サーブ・レシーブからの展開、ラリー中の動き方、競り合いになった時の戦術など、あらゆる場面を想定して、2人のコンビネーションを磨くことが何より重要です。また、シングルスと違い、ダブルスはサーブが半面に来ることがわかっているため、レシーブをする側が有利と言われています。ダブルスで強いペアを目指すのであれば、レシーブ練習は欠かせません。サーブ練習はもちろん大事ですが、それ以上にしっかりとレシーブ練習を行いましょう。

レシーブの練習

ダブルスのサーブはショートサーブが多いため、ストップやフリックなどを中心に練習すると良いでしょう。レシーブがある程度できるようになったら、「レシーブからの4球目攻撃」までを1セットで練習します。パートナーが得意な技術で攻撃できるようなサーブを出し、4球目攻撃で得点できる必勝パターンを確立しましょう。

サービス

範囲が決まっているダブルスのサーブは狙われやすいので、「サーブの長短」が大事なポイントになります。中途半端な長さのサーブは強打されてしまうため、台から出るか出ないかのサーブか、思い切ったロングサーブを出すことが大事です。長さを意識してメリハリのあるサーブを練習しましょう。

2人だけのサイン

ダブルスの試合では、サーブを出す側のペアが、台の下でサインを出すのが一般的です。サーブを出す選手と3球目攻撃をする選手が異なるため、事前にどのようなサーブを出すのか決めておいた方が打ちやすくなるからです。サインはどちらの選手が出してもかまいませんが、3球目を打つ選手が出した方が、スムーズに3球目攻撃ができるでしょう。サインは、指を曲げたり伸ばしたりすることで、サーブの長短や回転の種類を表すのが一般的ですが、特にルールはないため、パートナーと話し合って、分かりやすいサインを決めておきましょう。

初心者がダブルスを組む時のコツは

ダブルスは非常に奥が深くて面白い種目です、卓球初心者の方も積極的に挑戦しましょう。初めはなかなかうまくいかないと思いますが、ポイントをおさえておけば、すぐに上達します。

事前にコミュニケーションをとる

2人とも卓球初心者というペアでも、片方が初心者のペアでも、最も大事なことは「コミュニケーションをしっかりとる」ということ。ミスをしても相手を責めるのではなく、なぜミスをしたのかをすぐに確認することが大事です。日頃からよく話し合って、お互いの長所と短所を知ることは戦術面でプラスになりますし、信頼関係も生まれます。お互いを信頼して励まし合いながら練習することを常に心掛けましょう。

自分が打ったらすぐに移動しよう

ダブルスはパートナーの動きやスペースも考えながらプレイしなければいけません。自分が打球したらすぐに移動し、パートナーが打ちやすいようにスペースを作ることがポイントです。ダブルスの動きを身に付けるにはフットワーク練習が効果的ですが、慣れないうちはラリーが続かないため、多球練習がおすすめです。ミスをしても気にせず、まずは基本的な動きを覚えましょう。

編集部からヒトコト

卓球のダブルスはローテーションや2回続けて打ってはいけない返球のルールなど、シングルスと違って慣れないと難しい動きがありますが、勝利した時やコンビネーションがうまくいったときなど、二人で分かち合える喜びや楽しみも多いのがおもしろい所です。まだダブルスをやったことがないという方は、この記事を参考にして頂いて、ぜひダブルスに挑戦してみてください。きっとその魅力にハマるはずです。