健康のため、ダイエットのためにマラソンを始めようとしている方は多いのではないでしょうか。
マラソンを始めるために必要なのが、マラソン用のシューズです。
マラソン用シューズは、長距離を安全に走るには欠かせないアイテムです。
また、マラソン用シューズには、ブランドや機能性、デザインなどの違いにより数多くの種類があります。
種類が多すぎて、どうやって選べばいいか分からないという方もいらっしゃるでしょう。
そこで本記事では、マラソンシューズの必要性や選び方について解説します。
人気のブランドや男性用と女性用のおすすめシューズも紹介するので、ぜひ最後までお読みください。
マラソンをしているときには、着地の衝撃で足首や足の関節に多くの負荷がかかります。
その負荷は、マラソンに慣れている一般的なランナーでも、体重の3~5倍と言われています。
特に、マラソンを始めたばかりの初心者はフォームが安定していないため、自分に合わないシューズを履いていると、怪我をする危険性があるでしょう。
マラソンシューズには、足首や足の関節への負荷を和らげるため、ソール部分にクッション性があるシューズも多くあります。
マラソンシューズは、デザインが豊富で有名なブランドが多くあります。
しかし、マラソン中の怪我から守るため、デザインやブランドだけでなく、正しい選び方を知って、自分の足の形に合わせたシューズを選ぶことが大切です。
この章では、マラソンシューズを選ぶ際にチェックすべき3つの項目について紹介します。
・自分の足のサイズや形を把握する
・クッション性や安定性の高いシューズを選ぶ
・試し履きでフィット感を確認する
自分の足に合わせたシューズを選んで、怪我のリスクを抑えてマラソンを楽しみましょう。
人によって体格に差があるように、足の形状やサイズもそれぞれで違います。
例えば、同じ26cmのサイズでも、足の幅や厚みが異なるため、合うシューズも変わってくるでしょう。
シューズ選びで注目した方がいいのは、以下の3つのポイントです。
・足長(サイズ)
・足幅
・足囲(ワイズ)
日本人の足の形で多いのが、甲が高く幅が広い足です。
反対に、欧米人は甲が低く幅の細い足と言われています。
シューズ選びをする際には、サイズだけでなく自分の足の形に合わせたシューズを選ぶようにしましょう。
走ることに慣れていない初心者のうちは、クッション性や安定性に優れたシューズがおすすめです。
クッション性や安定性の高いモデルは、靴底のソール部分が厚くなっており、スピードが出にくくなります。
しかし、高いクッション性があるシューズは、足や膝にかかる負荷を和らげます。
また着地する際に足を安定させるシューズは、怪我を防ぐのに役立ちます。
マラソンを始めて間もない方は、怪我を防ぐため、クッション性や安定性の高いモデルを選ぶようにしましょう。
マラソンシューズを試し履きする際には、以下のようなことをチェックします。
足の指先から先端まで、0.5~1.0cm程度の余裕が必要です。
試し履きは、片足だけで済ませるという方がいるかもしれませんが、人によっては左右で足の形状に差があるため、必ず両足に履いて試しましょう。
また、試し履きをする時間帯は午前よりも午後がおすすめです。
午後の方が足がむくみやすく、朝と比べると0.5~1.0cmの差が出ます。
午前中の足のサイズに合わせて試し履きすると、窮屈に感じる場合があるかもしれません。
実際に、マラソンをする際に使うソックスを履いた上で、試し履きするといいでしょう。
マラソンシューズをラインアップしている代表的なブランドは、以下の5つです。
・ナイキ
・アシックス
・アディダス
・ニューバランス
・ミズノ
この章では、それぞれのブランドと提供しているマラソンシューズの特徴について紹介します。
ナイキは、アメリカのオレゴン州に本社を持つ世界最大級のスポーツ総合メーカーです。
1964年に設立され、アスリートだけでなく多くの人に支持されています。
ナイキのマラソンシューズは、クッション性だけでなくデザイン性にも優れた製品が数多くラインナップされています。
アシックスは、1977年に日本で誕生したスポーツ用品メーカーです。
アスリートの動作を観察・分析して研究を重ね、製品改良しています。
日本人に多い、甲高で幅広い形状の足の形に特化した設計を行っていることが特徴で、サイズ展開も豊富です。
また、フィット感や安定性に優れたモデルも多く展開されています。
アディダスは、1948年にドイツで誕生しました。
アディダスのマラソンシューズは、多くのモデルで「BOOSTフォーム」と呼ばれる技術を搭載しており、クッション性や反発力に優れていることが特徴です。
また、アッパー部分にメッシュやニット素材を用いて軽さとフィット感を両立したモデルがあり、快適にランニングを楽しみたい方におすすめです。
アメリカのボストンに本社を構えるニューバランスは、1906年創業のシューズメーカーです。
ニューバランスのマラソンシューズは、ソール部分の開発に力を入れていることが特徴です。
クッション性と反発性を両方そろえたミッドソールを採用したモデルがそろっています。
ミズノは、明治39年創業の日本の総合スポーツ用品メーカーの老舗で、日本だけにとどまらず世界中に店舗を展開しています。
機能性を重視した製品づくりにより、多くのプロスポーツ選手から支持を得ています。
コンセプトごとにモデル展開したマラソンシューズで、自分に合わせたシューズをえらびやすいことが特徴です。
男性用のマラソンシューズのおすすめモデルは以下の7種類です。
それぞれについて紹介するので、自分に合うモデルを探してみてください。
商品について
ゲル カヤノ 30は、優れた安定性とクッション性を提供するように設計されています。
新たな「4Dガイダンスシステム」が、適応性のある安定性を提供。
ミッドソールの内側に配置されたこのフォームパーツが、走行時の接地衝撃のたびにアーチの位置を適切な位置へ回復するのを促し、より効率的な走りをサポートします。
また、ミッドソールにFF BLAST PLUS ECOクッショニングを搭載。このフォーム材は、約24%がバイオ由来で、環境に配慮しながら、やわらかなクッション性も提供します。
ジョグ&ウォーク(1kmを約5~7分で走る方向け)
商品について
ミズノのウエーブエンペラー ジャパン 4は、こだわり抜かれた、日本製TOPモデルのシューズです。
シューズにまず求められる機能であるクッション性と安定性。本来相反するといわれる、この二つの機能を両立させることは難しいことだとされてきました。
クッション性を高めるためにミッドソールを柔らかくすると安定性が失われ、逆に硬くするとクッション性が損なわれます。
ミズノはこの難題に取り組み、一枚の波を挟むという発想から“MIZUNO WAVE”を開発。その両立に成功しました。
商品について
エア ウィンフロー 10は、バランスの良い履き心地でランを後押しします。
Nike Airの反発性と快適なフォームの滑らかな感触を引き立たせるために、前足部のスペースを拡大。
ウィンフロー 9から改良されたトゥボックスがどんなタイプの足にも心地良くフィット。さらに、必要な部分にパッドを追加して、履き口の快適性とフィット感をアップ。
最適に調整されたサポート性と理論的に配置されたクッショニングの組み合わせにより、足を踏み出すたびに安定感を実感。
商品について
SORTIEMAGIC RP 6は、レースで勝利を目指す長距離アスリートをメインターゲットとした競技用レーシングシューズです。
高剛性プロパルショントラスティックが、中足部の不要なねじれを抑えつつ推進力を生み出します。
また反発性素材FLYTEFOAM PROPELと軽量性素材FLYTEFOAMをそれぞれ搭載し、反発性と軽量さを両立。
蹴り出し時に、よりダイレクトかつ優れた反発性を発揮し、ランナーの最高スピードを高めます。
路面を噛むようなライド感が特徴のデュオソールと、さまざまな路面状況でも優れたグリップ性を発揮するASICSGRIPのコンビネーションが、蹴り出し局面の終盤まで地面をとらえ続け、スピードに乗った走りを実現します。
商品について
エア ズーム ライバル フライ 3は、スピードを追求した丈夫なデザインのシューズです。
この最新モデルには、従来よりも柔らかいフォームクッショニングを搭載。
耐摩耗性ラバーを使用し、岩の多い路面での耐久性を強化します。
これらのアップデートにより、ゴールまで集中して走り抜くことができます。
ハイペースで長距離を走るなら、トレーニングとレースの両方に適したシューズがおすすめ。
商品について
リンコン3は、軽量化を最重視した結果重視のランニングシューズです。
優れたクッション性と軽量性を持ち合わせたRINCONが、驚くほど軽いシルエットでアップデートされました。
アグレッシブなリデザインを施し、アシンメトリーなデザインのタン、より細いプルタブ、究極の通気性を実現するベンテッドメッシュのアッパーを搭載しました。
精密なディテールを融合させた、非常に軽量なミッドソールフォームは、アグレッシブなカットアウトと耐久性を高めたラバーカバレッジを採用しています。
商品について
フューエルセルは、ニューバランスのマラソンシューズです。
この章では、女性用におすすめのマラソンシューズ7種類について紹介します。
それぞれについて詳しく説明するので、マラソンシューズ選びの参考にしてください。
商品について
ズーム フライ 4は、汎用性と耐久性に優れたスピードシューズです。
足を前へ押し出す感覚と抜群のホールド感を備えたナイキ ズーム フライ 4で、レーストレーニングをレベルアップ。
汎用性の高いトレーニングシューズを、通気性に優れた柔らかいアッパーでアップデート。
伸縮性を高めた履き口は、ソックスのようにぴったりとフィットするのに簡単に着脱できます。
前モデルと同じ反発力のある柔軟性を備え、足中央部の優れたサポート性能により足をしっかりと固定します。
商品について
アシックスソーティマジック LT2は、レースはもちろん、自分の足を鍛えるためのトレーニング用としてもおすすめのシューズです。
アウターソールのヒール部に耐摩耗性に優れたAHARPLUSラバーを配置し、優れた耐久性を実現しています。またそのアウターソールを、軽量性に優れたミッドソール材FLYTEFOAMおよび中足部のトラスティックと同時成型することで、軽くなめらかなライディング感を追求しています。その一方で、中足部のトラスティックが、キック時の不必要なねじれを抑え、着地から蹴り出しにかけてのムダの少ない推進をサポート。「地面を噛んで走る」優れたグリップ力を得られるデュオソールと合わせ、高いスピードを生む走りを生み出します。
ダイレクトな接地感が特徴の、自分の足で蹴る感覚を追求したレース&トレーニングシューズ。
商品について
エア ズーム ペガサス40は、弾むような履き心地で、あらゆるランに対応。
ペガサスではお馴染みのぴったりとしたフィット感で、目標達成をサポートします。
このバージョンでは、人気の高い反発性とほど良いサポート性はそのままに、土踏まずやつま先などの繊細な部分の快適性を向上させました。
長距離マラソンを走ったり日没前のスピードセッションに参加したり、自発的なグループランニングに加わったりなど、日々ランニングを重ねても変わらずに信頼できるロードランナーです。
商品について
MAGIC SPEED2は、自己ベスト更新を目指すランナーをメインターゲットとしたシューズです。
METASPEED SERIESに連動してアップデートした今作は、タイムを狙うレースや日々のトレーニングなどの用途に使用いただけます。
フルレングスのカーボンプレートをミッドソールで挟み込むことで、キック時のよりスムーズで力強い推進力を発揮。
またミッドソール上層部には、FF BLAST PLUSを採用し、シューズの軽量化を図りながら、反発性をさらに高めています。
商品について
エア ウィンフロー10は、
週1で走って走行距離を記録している人、思い付きで始めたランニングを習慣づけたいと思っている人、友だちが週末に行うランダムランにちょっとつきあう人など、幅広い背景に適したシューズです。
前足部のスペースを増やし、履き口のクッションを増量して、Nike Airの高反発性と柔らかいフォームの滑らかな履き心地を際立たせました。
走りたくなったらすぐに走れる一足です。
商品について
バーサブラスト 2は、
ジムでのワークアウトから屋外でのランニングまで、
さまざまな用途に適した汎用性の高いランニングシューズです。
NOVABLASTシリーズからインスピレーションを得たデザインを採用し、ソフトで軽量な履き心地が特徴です。
さまざまなアクティビティを快適に行うことができます。
アウターソール中央に凹凸を設けたトランポリン構造が、路面からのエネルギーリターンを高め、エネルギッシュな蹴り出しを生み出します。
商品について
WAVE RIDER 26は、ミズノ独自の素材「ミズノエナジー」をソールの全面に置くことで、これまでにない柔軟性と反発性を実現しています。
さらにミッドソールには波のような形状の「ミズノウェーブ」を挟み、着地したときの安定性を高めています。
アッパー部分は縫い目のない1枚布仕様のメッシュを採用し、フィット感に優れた快適な履き心地を実現していることが特徴です。
マラソンを始めるには、自分の足に合わせたシューズ選びが大切です。
足や足首への負荷が大きいマラソンでは、足に合わないシューズで走ると、足首や膝を痛めてしまう危険性があります。
マラソンシューズには、ブランドやデザイン、機能性の違いによってさまざまな種類があります。
シューズを選ぶ際には、自分の足のサイズや形を把握したり、クッション性や安定性などをチェックしながら選びましょう。
また、ブランドによってラインナップしているマラソンシューズに特徴があります。
ブランドコンセプトを参考にしながら、自分に合ったモデルを選びましょう。