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硬式テニスのストリングの選び方

テニスのストリングス

硬式テニスのストリングは打球感を左右する重要な要素です。同じラケットを使っていても、張っているストリングで打球感は大きく変わってきます。
そこで今回は、ストリングの選び方について、3つの素材の長所と短所を中心に解説していきます。

ナイロン

弾力性に優れた素材です。硬式テニスのストリングの中で最も一般的に使用されているのがナイロンストリングです。ナイロンの中でも「マルチフィラメント」と「モノフィラメント」など素材が分かれてきます。

長所

後に記載するポリエステルと比較して柔らかく、インパクト時の衝撃が小さいため、腕への負担が少なくなります。また種類が豊富で価格も安いため、初心者におすすめです。

短所

耐久性はあまり高くなく、回転をかけると切れやすい傾向にあります。湿気にも弱く、雨に濡れると伸びてしまうため、天気が悪い日には注意が必要です。
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ポリエステル

硬く丈夫な素材です。プロテニスプレイヤーの中でも愛用者が多いのがポリエステルのストリングです。

長所

パワーと耐久性に優れています。スピンがかかりやすく、速いスイングでボールを捉えることができると、ガットがボールを掴むようなホールド感が生まれます。そのため自分からしっかりボールを打っていける人、ガンガンと打っていくパワーヒッターなどにおすすめです。
ガットが切れにくいというのも特徴の一つです。

短所

ナイロンストリングと比べると、打球感は硬めなことが多く、インパクトの衝撃が大きいため、腕への負担は強くなります。使いこなすにはある程度のスイングスピードも必要になってくるので、手首や肘に不安がある人やスイングスピードが遅い人には不向きな素材です。
また、緩みやすいため、テンションの維持は長続きしません。
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ナチュラル

天然素材の牛の腸から作られたストリングです。

長所

柔らかく、ナイロンにもポリエステルにもない打球感の良さが特徴です。一度ナチュラルガットに変えると、他のガットには戻れないとも言われるくらいです。伸縮性があり、テンションを長く維持することができるのも大きな特徴の一つです。

短所

天然素材のため、価格が上がる傾向にあります。
それに加えて切れやすいことも挙げられます。近年は技術が発達したことによって、耐久性も上がってきていますが、ストリング自体が高額なので、頻繁にガットを切ってしまうプレイヤーには不向きなガットと言えるかもしれません。
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テニスのプレイ風景

ハイブリッドという選択

また、少し難易度は高いですが、それぞれの素材の特徴を活かせる貼り方として、縦と横で異なる素材のガットを張るハイブリッドガットというものがあります。メイン(縦糸)とクロス(横糸)で違う素材を組み合わせることで、それぞれの長所を活かしたより高いパフォーマンスを引き出すことができます。例えば、メインをポリエステル、クロスをナチュラルというような組み合わせです。
ハイブリッドガットは奥が深く、試行錯誤もたくさん必要になってきますが、選択肢の一つとして考えておくと良いでしょう。
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テンションについて

硬式テニスのガットのテンションとは、ガットを張り上げる時に糸を引っ張る強さのことです。ポンド(lb)という単位で表され、数値が高いほど引っ張る力が強く、数値が低いほど引っ張る力が弱くなります。
テンションは高いほど、ボールの反発力が低くなり、ボールの飛びも抑えられます。打球感は硬くなり、手首や腕に負担がかかりやすくなります。
テンションが低いほど、ストリングがたわんで反発力は大きくなり、少ない力でもボールを遠くに飛ばすことができます。打球感も柔らかくなり、手首や腕にかかる負担は減ります。

テンションは45ポンド〜60ポンドの間で張ることが多いです。初心者は、50ポンドを目安に張って、飛び感や打球感を確かめて、自分好みのテンションを探してみましょう。
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まとめ

テニスのストリングはラケットと同じくらいプレーに影響を与える重要な要素です。ストリングが変わるだけでも、ボールの飛び方や回転量、腕への負担は変わってきます。自分に合ったストリングを選ぶようにしましょう。

更新日: 2024/12/03