卓球は、老若男女、誰でも気軽に楽しめるスポーツです。卓球の基本はボールを打つことです。しかし、ボールを打つだけでも、さまざまな技術や戦略が存在します。その際重要になってくるのが、ラケット選びとなります。この記事では、卓球ラケットの選び方について4つのポイントから紹介していきます。
卓球ラケットには最初からラバーが貼っている「貼り上がり」とラバーが貼られていない「単品」があります。競技用かレジャー用なのかによって、どちらかを選ぶかが変わってきます。
貼り上がりのラケットは、ラバーの貼り替えを前提としていない使い切りのラケットで、レジャーや遊びで使う際におすすめです。
単品は、ラバーが劣化した際に貼り替えができるラケットです。部活動などで卓球をする場合はこちらを選ぶようにしましょう。
さらに、部活動などの場合は、JTTAの刻印が入っているどうかもチェックしましょう。公式試合では、JTTAの刻印が入っていないラケットは使用できません。
※草大会では刻印が入っていなくても使用できる場合もあります。
春には、通常は単品で販売しているラケットにあらかじめラバーを貼った「スターターセット」がありますので、部活での新入部員はこちらがおすすめです。
ビギナータイプのラケットはこちらから(新入部員におすすめ)
握り方によって選べるラケットが変わってくるので、まずは自分の握り方を決めましょう。
ラケットの握り方には、大きく分けてシェークハンドとペン型の2種類があります。操作性が高いや威力が出しやすい、初心者に向いているなど、それぞれ違いがあります。自分のレベルやプレースタイルに合わせて握り方を決めていきましょう。
ラケットのグリップを手のひらに置き、握手するように握ります。力が入りやすく、威力を出しやすい握りとなります。ラケットの両面が使えるため、ラバーを組み合わせることで、より幅広いプレーをすることができます。
シェイク型はこちらから
グリップをペンを持つように握ります。手首や指を自由に動かすことができ、操作性が高い握り方となりますが、コントロールは難しくなります。
初心者の場合は、シェークハンドがおすすめです。シェークハンドは、扱いやすく、卓球の基本を身につけるのに適しています。
ペン型はこちらから
握り方とは異なりますが、ラージボールという球技もあります。基本的なルールは卓球と同じですが、通常の卓球ボールよりも大きくて軽いラージボールを使用します。回転量が少なく、スピードも出にくいためラリーが続きやすいです。
ラージボール用はこちらから
ラケットの選び方はプレースタイルによっても違いがあります。攻撃型なのか守備型なのかによって、選ぶラケットも変わってきます。初めての方は、ラケット面積の大きい守備型をおすすめします。
スピードと威力のあるショットを打ち込み得点を重ねていくスタイルです。ドライブやスマッシュが打ちやすい反発力が大きいラケットを選びましょう。
相手の攻撃を返して、カットやカウンターなどで得点を重ねていくスタイルです。ボールコントロールがしやすい反発力が小さいラケットを選びましょう。
また、どちらのプレースタイルにも共通ですが、形状や重量など、さまざまな特徴があります。自分の好みに合ったラケットを選ぶようにしましょう。
シェイク型はこちらから
ペン型はこちらから
ラージボール用はこちらから
また、ラケットを選ぶときにはどのラバーを貼るかも重要になってきます。大きく分けて3種類あります。ここでは簡単に各ラバーの特徴を記載します。
表ソフト、裏ソフト、粒高の3種類のラバーがあります。
ラバーの表面にスポンジが付いてなく、表面がツルツルとしたラバーです。回転がかけやすいラバーです。卓球の基本的なラバーで初心者にも扱いやすく、卓球の基本を身につけるのに適しています。初めての方は、まずは裏ソフトから選んでみましょう。
裏ソフトはこちらから
表面にスポンジが付いていて、表面が粒状になっているため、ボールに強い回転をかけることができます。スピードと威力があるラバーです。表ソフトに比べると扱いが難しく、使いこなすに技術が必要です。また、ラージボールの場合は表ソフトが必須となります。
表ソフトの一種で、表面の粒が細長いラバーです。粒の高さによって変化の大きさも変わってきます。打つ本人もどう変化するのか分からないため、相手を翻弄するようなプレーに向いています。使いこなすには技術が必要です。
表ソフトはこちらから
卓球は、練習を重ねるほど、自分の技術が磨かれ、より奥深い楽しさを感じることができます。自分に合ったラケットを使うことでより一層卓球を楽しみましょう!