2020/11/02 UP

怪我のリスクを軽減するバンテージって何?

ボクシングやキックボクシングをしているという方の中には、まだバンテージを購入していないという方もいるのではないでしょうか。プロボクサーならともかく、バンテージは必ずしも練習時に着用しなければならないものではありません。しかしバンテージを着用していないと、練習中に拳や手首を怪我するリスクが上がります。今回はバンテージの役割や巻き方から選び方まで、徹底解説していきます。
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ボクシングで使うバンテージとは

ボクシングで使うバンテージとは、試合時や練習時に拳に巻く包帯のようなものです。ボクシングの試合ではグローブを着用しますが、選手たちはボクシンググローブの下に、このバンテージを巻いているのです。ボクシングの試合では、バンテージ無しで試合することは認められていません。では、このバンテージの着用には、いったいどんな意味があるのか説明しますバンテージは拳や手首を保護する目的で使用されており、バンテージを着用することで、拳や手首の怪我を防げる確率が上がります。もちろん練習中も拳や手首を痛めるリスクはありますから、練習時もほとんどの選手がバンテージを着用しています。

バンテージはどんな生地がある

バンテージの生地は製品によっても異なりますが、主に以下の素材を使っています。
・コットン
・レーヨン
・ナイロン
・ポリエステル
これらの中でも、コットン素材のものと、レーヨン素材の物は特に多くなっています。

バンテージの役割

バンテージはパンチを打つ際に拳や手首を怪我しないよう、保護するためのものです。試合中はもちろん、練習中もミットやサンドバッグなどを叩くため、拳や手首を痛めるリスクがあります。そのため練習時でも、毎回拳にバンテージを巻くのが安全です。パンチ力が強いと、拳にかかる衝撃も大きいため、力のある男性は特にバンテージを巻いた方が良いでしょう。また初心者のうちはバンテージを巻かずに、そのままグローブを着用したり、バンテージのかわりに軍手を着用する人もいます。しかしバンテージは、初心者でも巻くようにしておいた方が良いと言えます。パンチの打ち方をしっかり覚えていない状態でミットやサンドバッグなどを殴ると、変なパンチの当て方をして手首を痛めるリスクがあるからです。その点バンテージを巻いておけば、手首を固定しているぶん、手首を捻るリスクも少なくなるのです。バンテージを巻くのは面倒だと思う方も多いでしょうが、巻き方さえ覚えてしまえば、手間もかかりません。何度かバンテージを巻いてみて、巻き方を覚えましょう。

バンテージの基本的な巻き方を紹介

バンテージにはさまざまな巻き方がありますが、ここでは最も基本的な巻き方について説明していきます。
1.	バンテージの先端にある輪っかを親指に通します。
2.	輪っかを通したら、バンテージを手の甲側に回して、手首に3回巻きます。
3.	手首に3回巻いたら、バンテージを小指の下あたりに持ってきて、そこから拳のナックル部分に5回巻きましょう。
4.	5回巻いたら、親指と人差し指の間にバンテージを通して、そこから手首に持っていき、手首に巻きます。
5.	手首に巻いたら、親指と人差し指の間に1回巻き、さらに手首に巻きます。
6.	今度は人差し指と中指の間にバンテージを通し、さらに親指と人差し指の間を通しましょう。
7.	この時、拳を握ってバンテージを引っ張ることで、拳にバンテージがフィットします。
8.	そのままバンテージを手首に巻き、今度は中指と薬指の間にバンテージを通し、また親指と人差し指の間を通します。
9.	この際にも、拳を握って、バンテージを引っ張りましょう。
10.	バンテージをまた手首に巻き、今度は薬指と小指の間を通し、また親指と人差し指の間を通します。
11.	この時も拳を握って、バンテージを引っ張った状態で手首に巻きます。
12.	余った分は手首に巻いていき、最後にバンテージの先端をマジックテープにとめれば装着完了です。
バンテージを左手に装着する場合も、巻く向きが反対になるだけで、巻き方は変わりません。

バンテージの選び方

ひと口にバンテージと言っても、伸び縮みするタイプやしないタイプ、長いものや短いものなどさまざまな種類があります。そのため、いざバンテージを購入しようと思っても、どれを選べば良いか分からないという方も多いのではないでしょうか。そこでここでは、バンテージのタイプなどについて紹介していきますので、ぜひ選ぶ際の参考にしてみてください。

伸縮・非伸縮タイプから

ボクシングのバンテージは大きく分けて、伸び縮みする「伸縮タイプ」と、伸び縮みしない「非伸縮タイプ」の2種類があります。ここでは伸縮タイプと非伸縮タイプ、それぞれのメリットデメリットについて説明していきましょう。

伸縮タイプのバンテージのメリットは、伸び縮みするぶん、拳や手首にフィットしやすいという点にあります。ただし何度も洗濯をしていると、だんだん伸び縮みしにくくなってくる点がデメリットです。バンテージは価格が高いものでもないので、伸び縮みしなくなってきたら、新しい物に変えてしまってもよいでしょう。

一方、非伸縮タイプのバンテージのメリットは、伸縮タイプのバンテージに比べて耐久性がある点です。そのため、一つのバンテージを長く使いたいという方には、非伸縮タイプがおすすめです。ただし非伸縮タイプのバンテージは、伸び縮みしないぶん、伸縮タイプのバンテージに比べて、拳や手首にフィットしづらいというデメリットもあります。伸縮タイプと非伸縮タイプで、どちらが優れているということはありません。両者のメリットやデメリットを考えたうえで、好きな方を選ぶのが良いでしょう。

バンテージの長さ

バンテージは商品によって長さが異なり、大人用なら「3.5m」「4.0m」「4.5m」の長さのものが一般的となっています。長めのものが何回も巻けるぶん、拳や手首をしっかり保護できるのでおすすめです。逆に短いバンテージだと、何回も巻けないため、拳や手首がしっかり保護できません。特に男性の場合、手が大きいぶん、短いバンテージを選ぶと、長さが足りないということにもなりかねないので注意しましょう。高校生以上の男性の場合、4.0m以上のサイズのバンテージがおすすめです。小柄な女性や子どもの場合は、もう少し短いサイズのものを選んでも問題ないでしょう。

好みのカラーで選ぶのもあり

バンテージの色と言えば、包帯と同じ「白」が一般的です。しかし練習用のバンテージはさまざまなカラーのものが販売されていて、「赤」「青」「緑」「黄色」「黒」、女性向けの「ピンク」や「紫」、変わった色では迷彩柄のものもあります。バンテージを購入する際は、好きなカラーのものを選ぶのも一つの方法です。

最近はグローブタイプも!

バンテージを拳に巻いたり、外したりするのが面倒だという人には、指の露出した手袋のような形状のバンテージがおすすめです。この手のタイプのバンテージは「インナーグローブ」とも呼ばれ、簡単に着脱できるのがメリットです。つけ方はインナーグローブに手と指を通し、手首の部分をマジックテープで固定するだけとなっています。ただしバンテージに比べると、拳や手首にフィットしづらいため、怪我をするリスクも少し高くなってしまうのがデメリットです。

バンテージは練習用のものを選ぼう

バンテージには「試合用」と「練習用」の2種類があり、これらは大きく特徴が異なります。試合用のバンテージは、プロボクサーが試合をする時に着用するものとなっています。プロボクサーが試合で着用するバンテージは練習用に比べてずっと長く、装着するためのマジックテープも付いていません。見た目は包帯そのもので、バンテージを巻いた後は、テープでぐるぐる巻きにして固定します。試合用のバンテージはトレーナーに巻いてもらうのが普通で、練習用に比べて巻くのはとても難しくなっています。さらに外す時は、バンテージそのものをハサミで切ってしまうため、一度しか使えません。練習用に使うには不便なため、間違えて「試合用」と書かれているバンテージを買わないように注意しましょう。ちなみにアマチュアの試合に出場する際に着用するバンテージは、練習用のもので問題ありません。

バンテージのおすすめ

肌に優しいコットン素材!

拳や手首の怪我を防ぐ、伸縮タイプのバンテージです。
    • リガード リガード バンテージ BD-1
    足関節の動きに近い 30% の伸びが、関節をしっかり包み込み、固定度の低下を防ぎます。特殊織り加工だから、非常にゆるみにくいバンデージです。
    
    • ニチバン スポーツバンテージ 62mm×4.5m SPB62F
    圧迫、固定に最適の非粘着タイプ。 用途:サッカー、ラグビー、他あらゆるスポーツ時の筋肉や関節部の圧迫・固定に。アイシングにおすすめ。
    
    • リガード リガード バンテージ BD-1
    足関節の動きに近い 30%の伸びが、関節をしっかり包み込み、固定度の低下を防ぎます。特殊織り加工だから、非常にゆるみにくいバンデージです。
    
    • ニチバン スポーツバンテージ 90mm×4.5m SPB90F
    圧迫、固定に最適の非粘着タイプ。用途:サッカー、ラグビー、他あらゆるスポーツ時の筋肉や関節部の圧迫・固定に。アイシングにおすすめ。

バンテージの管理や洗濯方法を紹介

ここまでバンテージの選び方や巻き方などについて説明してきましたが、バンテージを使用する以上、もう一つ肝心な点があります。それは、バンテージはどのように管理して、どのように洗濯するのかという点です。バンテージを使用したことがなく、これから購入しようという方は、これらの方法も知っておくと、購入後の役に立ちます。そこでここでは、バンテージの管理方法から洗濯の方法まで説明していきます。

保管する時は丸めて保管

バンテージは先程も説明したとおり、3.5~4.5mと非常に長い形状をしています。このまま管理するのは大変ですが、バンテージはそのまま巻くことで、包帯のように小さく丸まった形状になります。そのためバンテージは、場所を取ることもなく、持ち運びも簡単です。ただし使い終わった後に手から外して、巻く作業をしなければいけない点は、デメリットと言えるかもしれません。

使用したらこまめに洗濯しよう

バンテージを拳に巻いて練習すると、バンテージは当然、汗でビショビショになります。汗に濡れた状態で放置しておくと、雑菌が繁殖したり、カビが生えたりするので注意が必要です。そのためバンテージは一度使ったら、毎回必ず洗濯しましょう。洗い方は、石鹸などで手洗いするか、洗濯ネットに入れて洗濯すると良いでしょう。洗い終えたら、バンテージを広げた状態で、外に干して乾かしましょう。

バンテージは2・3個あると良い

週に1度など、たまにしかボクシングの練習をしないという人は、バンテージは1組あれば充分です。しかし週に何回も練習するような人は、バンテージは2、3個持っておいた方が便利です。手洗いするにしろ、洗濯機を使うにしろ、バンテージを毎日洗うのは大変です。そのため2、3個用意し、使い回せば毎日バンテージを洗う必要はなくなります。

編集部からのヒトコト

ボクシングだけでなく格闘技している方にとって、バンテージは必須のアイテムです。バンテージを着用すれば、拳と手首を保護することができ、練習中の怪我のリスクを減らせます。そのため、これからボクシングを始める、あるいは既に始めているもののバンテージを使用していないという方は、ぜひバンテージを購入しましょう。バンテージを使ってみたくなったという方は、ぜひこの記事を参考にして、自分に合ったバンテージを選んでみてはどうでしょうか。