すべてのカテゴリ

すべてのカテゴリ

スポーツ

ゴルフ

アウトドア

サーフ&スノー

カテゴリ

護身術が密かなブームって知ってますか?

最近、女性たちの間で護身術を習うことが密かなブームになっているようです。治安の悪さから護身術は覚えて悪いものではありません。護身術を身に付ければ、不測の事態が起きたときに固まってしまわず対処できる確率が高くなるほか、運動不足解消や体を引き締める事にも繋がります。とはいえ興味はあっても、護身術がどういうものなのかまったく分からなければ、習ってみようとはなかなか思えないものです。そこで今回は、護身術がどういうものなのかイメージできるように、護身術について徹底解説していきます。
SHARE

もしものときに役に立つ護身術

人通りのない夜道を歩いているときなど、いきなり暴漢に襲われる可能性はゼロではありません。そんな時、護身術を身に付けていれば、暴漢から逃げたり、撃退したりできる確率はグッと高くなります。護身術は自分の身を守るために、ぜひ身に付けておきたいものです。護身術には、下記の格闘術以外にも少林寺拳法やテコンドー、古武道、古武術など色々あります。教室や護身術のセミナーもおすすめです。稽古でテクニックを学びましょう。

襲われた時にもし護身術を習っていなかった時の対処法

暴漢から身を守るためには護身術を習うのがベストですが、護身術を習っていなくてもできる対処法はあります。ここでは暴漢に襲われた時に、護身術を習っていなくても使える対処法について説明していきます。

バッグや荷物を盾にする

暴漢が刃物や武器を持っていた場合、持っているバッグや荷物を盾にしましょう。ナイフがバッグや荷物などに突き刺さった瞬間、相手は無防備になりますから、その瞬間に相手の股間を思い切り蹴り上げましょう。股間を思い切り蹴られれば、大男でもしばらくは動けなくなるので、その隙に逃げることができます。

傘を持っていたら相手に向けて距離をとる

暴漢に襲われたときに、傘を持っていた場合、傘を使って暴漢との距離をとりましょう。傘で暴漢を攻撃したり、暴漢の持っている刃物を叩き落とそうとする必要はありません。むしろそんなことをすれば、傘を振りかぶった瞬間に隙ができ、暴漢が突っ込んでくるかもしれません。傘の先端を相手のお腹の先に向けるだけで、相手はそれ以上近寄って来られなくなります。さらに刃物を持っている暴漢の手の甲側の手首を傘で抑えれば、暴漢は腕を動かせなくなります。

間合いを詰められたら肘・膝で顔や急所を狙う

暴漢に抱きつかれるような体勢になったら、肘や膝で攻撃するのが有効です。肘打ちや膝蹴りは、空手やキックボクシングなどの格闘技でも、接近戦で有効な技です。肘の先端を突き上げて、相手の急所であるあごに当てれば、相手は大ダメージを受けます。また膝蹴りを相手の股間に打てば、やはり相手は動けなくなるので、その隙に逃げるのが良いでしょう。

護身術としておすすめの競技

護身術を身に付けるためには、格闘技を習うのも有効な方法です。しかし格闘技には色々な種類があるため、どの格闘技を習えばいいのか分からないという方も多いはずです。そこでここでは、護身術を身に付けるのにおすすめの格闘技を紹介していきます。

合気道

合気道は、相手の体の力を利用して、最小限の力で相手を組み伏せることを目的にした格闘技です。合気道をマスターすれば、自分より体の大きな相手も簡単に組み伏せられます。合気道では、相手に手首をつかまれたり、パンチを打たれたりしたときの対処法を習うため、護身術を習得するにはうってつけだと言えるでしょう。

キックボクシング

キックボクシングはお互いに立った状態で、パンチや蹴りなどの打撃で戦う実戦的な格闘技です。離れた距離ではパンチや蹴りで、接近戦では先ほど紹介した肘打ちや膝蹴りが使えるようになるため、護身術にも適しています。

クラヴマガ

「クラヴマガ」は1940年代に誕生した、イスラエル発祥の軍隊式格闘術です。クラヴマガにはルールはなく、色々な格闘技の良いとこ取りをしているのが特徴です。クラヴマガでは刃物を持った相手に襲われたときの対処法や、大勢に囲まれたときの護身法を教えてもらえるため、護身術を身に付けるには最適の格闘技だと言えます。

柔道・空手

日本の伝統的な武道である柔道や空手も、護身術に向いている格闘技と言えるでしょう。柔道は接近してきた相手をつかんで投げることができ、投げた後は抑え込むことで相手を動けないようにできます。さらに投げられた際の受け身も教えてもらえるため、ケガを防ぎやすいというメリットもあります。空手はキックボクシング同様、突きや蹴りなどの打撃を習得できるのがメリットです。「糸東流(しとうりゅう)」など関節技や投げ技がある流派は、より多くの技を習得できます。

ブラジリアン柔術

ブラジリアン柔術は護身術の要素を多く含んだ、小さな人でも大きな相手に勝てるように考案された格闘技です。ブラジリアン柔術には打撃技はなく、組み技や寝技で相手の関節を極めたり、首を絞めたりする競技です。関節技や絞め技は相手の下になった体勢からでも極められるので、護身術には大いに役立ちます。

護身術を学ぶことのメリット

護身術を学ぶことで得られるメリットは、実にたくさんあります。ここでは護身術を学ぶことで得られる、メリットについて紹介していきます

メリット1:筋力や瞬発力といった基礎能力が上がる

暴漢から襲われた際、抵抗するには筋力が無いよりはあった方が良いに決まっています。護身術を学び、実際にその動きを練習することで、全身の筋力は自然に付いていきます。さらに護身術の練習では筋力だけでなく、瞬発力が上がる点もメリットです。瞬発力が上がれば、暴漢に抵抗する時だけでなく、逃げる時にも役に立ちます。

メリット2:鍛えることで代謝も良くなる

護身術の練習は全身運動ですから、練習を続けることで新陳代謝が良くなります。新陳代謝が良くなると、体が引き締まるほか、老廃物が排出されて美肌にも繋がります。このように護身術の練習は体が鍛えられるだけでなく、代謝が良くなるため、おすすめです。

メリット3:精神面でも強くなるので襲われた時に冷静になりやすい

護身術を学べば、もし暴漢に襲われたとしても大丈夫だという自信に繋がります。実際に襲われた時、この自信があるかないかでは、結果は大きく違ってきます。自信があれば、実際に襲われても取り乱すことなく、冷静に対処できる確率が高くなります。

メリット4:相手の弱点を把握しやすくなる

護身術では、人間の急所がどこで、そこをどう攻めれば良いのかを教えてもらえます。襲われた時に、人間の急所を知らなければ、暴漢に攻撃してもたいしたダメージは与えられません。しかし急所が分かっていれば、そこを冷静に攻めるだけで相手を撃退できる確率がグッと高くなります。

メリット5:体格差があっても逃げられる可能性が上がる

護身術をマスターすれば、自分より大きな相手も制することができます。例えば先ほど紹介したクラヴマガでは、全身の力を瞬時に発揮し、その瞬間に相手の急所を攻撃することで、大きな相手から逃げるという技術を教えています。

メリット6:受身を覚えればケガもしにくい

マットや畳などの上で闘う格闘技と違い、実際に暴漢から襲われる場所はほとんどの場合、路上です。路上で暴漢に投げられでもしたら、大怪我を負う可能性が高くなります。しかし護身術では受け身も教えてもらえるため、投げられた時のダメージを最小限に抑えられます。投げられた時のダメージが少なく済めば、その後逃げられる確率も高くなるのです。

海外では過去に裁判所からお金を贈呈された事も

ここまで護身術について説明してきましたが、本当に女性が男を撃退できるのか疑問に思っている人もいるかもしれません。しかし海外では、実際に襲ってきた相手を護身術で撃退した女性もいるのです。しかもその女性は、犯人の逮捕に貢献したことで裁判所からお金を贈呈されています。ここでは女性が暴漢を撃退した、海外の実例について紹介していきます。

暴漢を撃退して裁判所からお金を贈呈された女性の実例

ある時、イングランドで、ある女性が夜中の2時に道を歩いていたところに暴漢が襲い掛かってきました。暴漢はその女性にまたがると、女性を何発も殴ってきたそうです。しかし襲われた女性は、キックボクシングを習っていました。女性は暴漢に、腕関節を極める「アームロック」という関節技をかけ、さらに両脚で暴漢の首を挟んで絞め、失神させたのです。暴漢は逃げましたが、女性の服に残っていたDNAの痕跡により、逮捕されました。その後、暴漢の裁判で、裁判官は女性に500ポンド(約10万円)を贈呈すると言ったのです。お金を贈呈すると言った理由は、危険な目にあったにもかかわらず、犯人を撃退し、犯人逮捕に貢献したからでした。

現代女性に護身術は必須

日本は海外に比べればずっと治安は良いですが、それでも殺人や強盗、強姦など凶悪な事件はたくさん起きています。こういった事件では無差別に女性を狙う犯人も多いため、いつ襲われても不思議ではありません。だからこそ、いつ襲われたとしても対処できるように護身術は必須であると言えるでしょう。

>>護身にも使えるアイテムを見たい方はこちら

編集部からのヒトコト

治安が良いと言われている日本でも、無差別な凶悪な事件は多いため、護身術を身に付けたほうが安全です。護身術を身に付ければ、暴漢に襲われても、逃げたり撃退したりできる確率がグッと上がります。気になる方はぜひ護身術を学んでみてはいかがでしょうか。
更新日: 2023/08/15