スノーボード板は、スキー場でレンタルできることがほとんどです。レンタル板は、さまざまなレベルやスタイルの板が用意されている反面、自分のスタイルやレベルにぴったりの板を借りるのは難しい場合もあります。自分の板を買えば、自分のスタイルやレベルに合わせた板を選ぶことができます。
今回は、スノーボード板の選び方について、ポイントを押さえて解説していきます。ボード選びの参考にしてください!
繰り返しになりますが、スノーボード板、ビンディング※、ブーツはスキー場でレンタルできることがほとんどです。レンタルだとスノーボード・ビンディング・ブーツの3点セットで5,000円程度、購入だと初心者用の安いモデルでも3万円~5万円程度が相場です。何回滑るか、何シーズン滑るかを考えて予算を決めるのもいいでしょう。
また、グローブやゴーグルなどのアクセサリーはレンタルできないことも多いため、自分で準備しておくことをおすすめします。
※ビンディング(バインディングとも)とは、スノーボード板にブーツを接続・固定するための金具のこと
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ボードの長さは、「自分の身長-15~-20cm」を目安にしましょう。(スノーボード板を床に垂直に立てたとき、あご先~鼻に来るあたり)
長い板は安定感がありスピードが出しやすく、短い板は小回りが利いてトリックなどの技に向いています。先にレンタルをして、ある程度自分に合った長さを知っておくのもいいでしょう。
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スノーボード板には形状や柔らかさ、板の幅や軽さなど、様々な要素が関わってきます。けれど、スノーボードを始めたての人にはそれら全てを考慮して選ぶのは大変なものです。
まだ自分の滑りたいスタイルが決まっていない場合は、”初心者向けモデル”とされているものから選んでみましょう。フリースタイル板という、その名の通り様々な滑り方に対応できる板があります。ベーシックなキャンバー形状で癖がなく、板のフレックスも柔らかいためターンが容易にできることが特徴です。
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楽にターン、グラトリをしたいならロッカータイプ
しっかりとした技術を身につけたいならキャンバータイプ
センター部分が反り返っている。(平らな場所に置いたとき、センター部分が浮く)
・スノーボードの基本形。ある程度慣れてきたらおすすめのシェイプ。
・踏み込むことでターン時にエッジングしやすい。
・同時に接雪面も大きくなるので安定性に優れる。
・ボードの反発を活かした高いオーリー(板の跳ね上げ)ができる。
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ベースが平らなロッカーボードとキャンバーボードの仲間。
・踏み込まなくても雪面にボードが接している。
・そのため楽に乗れ、少ない力でエッジコントロールが可能。
・くせのない形状なので初心者でも楽しめる。
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キャンバーボードにロッカーボードの要素をプラス。
・キャンバーとロッカーのハイブリッド。ある程度慣れてきたらおすすめのシェイプ。
・従来のキャンバー同様、踏み込めばしっかりエッジングする。
・ノーズとテールがロッカー形状で反っているため、短いボードに乗っている感覚で、取り回しがしやすい。
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ロッカー形状とキャンパー形状を併せ持つ。
・ベース面に2つのキャンパー構造を持つ。
・ロッカーボード特有の浮力やルーズさとキャンパーボード特有のエッジング・反発の良さを持ち合わせている。
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ビンディングを板に取り付けるためのホールパターン(穴の形状)には、以下の4種類があります。
2x4
4x4
3D
チャネル
BURTONなど一部ブランドのビンディングや板を除けば、基本的にはどのホールパターン(つまりどのブランドの板)にも接続できる互換性があります。そのため、特殊なホールパターンでなければ、自由に板とビンディングを組み合わせることができます。
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滑るときの力の伝わり方は「体全体の姿勢→足元のブーツ→スノーボード板」です。ぶかぶかのブーツだと靴擦れを起こしたりして板に十分に力が伝わりません。逆に小さいブーツだと足先が窮屈になり痛くなってきてしまいます。
さらに、ブーツは、普段スニーカーで街中を歩くよりもっと大きな負担が掛かるため、何回か着用しているだけでブーツ内のインナーが広がってしまいます。
そのため、できるだけ長く使い続けるためには、つま先が痛くない程度にフィットするサイズのブーツを選ぶことをおすすめします。その目安が、防寒用で厚めの靴下を履くことを考えた「普段履きの靴のサイズから+5mm~1cm」です。
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いかがでしたでしょうか。ぜひ、自分にぴったりのスノーボード板を見つけて、スノーボードを楽しんでください。